イベント

市民に親しまれる「宝ヶ池公園」のサイン(案内表示板)が、学生たちのデザインでリニューアル

宝ヶ池公園サイン1
京都市左京区にある宝ヶ池公園は面積約60ヘクタールを越える広域公園。近隣市民だけでなく、京都市に暮らす多くの人々にとって、ジョギングやウォーキング、散策、憩いの場として親しまれています。
宝ヶ池公園サイン2
距離表示板(ジョギング向け・左周り)
池の周回は全長1500メートルのジョギングコースになっており、マラソン大会が開催されたり、ウォーキングコースとして利用されたりと、老若男女を問わず多くの人々に利用されています。
 
2017年度、京都市は「企業や大学と協働した魅力ある公園活用の促進」事業として、プロダクトデザイン学科と連携し、30年以上前に設置された距離表示板をリニューアルしました。
 
表示板のデザインには、利用者の安全性に配慮した形状、現在地点が分かる地図が採用。また、池の周回をジョギングする人は左回り、散策する人は右や左回りという利用者の特徴をふまえたアイデアが盛り込まれています。
宝ヶ池公園サイン3
距離表示板(散策向け・右回り)には周辺で見かける生物をあしらっていますが、紹介コピーも学生チームで考えた案が採用されています。 「得意料理は『魚のタタキ』」(カワセミ)
宝ヶ池公園サイン4
「実は毎年パートナー変えてるんで」(オシドリ)
宝ヶ池公園サイン5
「ゲロゲロじゃなくてコロロロロ」(モリアオガエル)
このように、宝ヶ池に生息する生き物の紹介とホームページのQRコードを表示するなど、歩きながら楽しめるデザインを施すことで、公園を利用する人々により深い愛着を持ってもらい、未来の公園維持管理に貢献することを目指しています。
宝ヶ池公園サイン6
宝ヶ池ランニングコース案内板
デザインを担当したのは、2018年3月に卒業した、荒木 光樹さん(プロダクトコミュニケーションコース)、瀧内 彩加(プロダクトコミュニケーションコース)、土井 彩加(ライフクリエイションコース )の3名。
実はこの連携プロジェクトは2018年度も継続して推進される予定で、新しく延長されるジョギングコースの案内板デザインが、現4年生たちよって引き継がれる予定です。ご期待ください。

SHARE