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人文学部教員らによるプロジェクトチームが主催する、木野愛宕神社郷土史料のアーカイブ化に関する交流会「古文書が語る木野のまち」が開催

人文学部(国際文化学部)教員の白井裕子小川 仁吉元 加奈美による「岩倉木野町郷土史料の社会還元」プロジェクトチームが主催する、木野愛宕神社郷土史料のアーカイブ化に関する交流会「古文書が語る木野のまち」が、岩倉木野町公民館にて開催されます。
 
京都精華大学から徒歩約10分の場所にある「木野愛宕神社」の蔵には、この地域に伝わる16~19世紀の古文書(岩倉木野町郷土史料)が2,398点所蔵されていました。地域の方々が慎重に保存をしながら、2017年に本学の授業「フィールド・スタディーズ」で史料目録を作成したこともある岩倉木野町郷土資料の9割以上は、現在、京都市歴史資料館にて収められています。
授業のフィールドワークで木野町を訪れることが多い白井裕子が、誇りある貴重な郷土資料が手元から離れてしまったことを寂しく思う町の人々の声を聞き、史料を扱う研究に取り組む小川 仁に相談したところ「文書のデジタルアーカイブ化」の案があがり、2017年の目録作成に関わっていた吉元加奈美にも協力を仰いで立ち上がったのが、京都精華大学学長指定課題研究「岩倉木野町郷土史料の社会還元」プロジェクトです。本プロジェクトは町の人々の意向を確認しながら進められており、初年度となる今年は約80点を撮影。このまま全史料のデジタルアーカイブ化をめざしています。
 
今回の交流会では、本学教員が木野愛宕神社に残されていた古文書の内容を解説したあと、「岩倉木野町郷土史料の社会還元」プロジェクトの取り組みについても紹介。町の人々と郷土資料のことや木野の町のことについて意見を交わし、地域の歴史やデジタルアーカイブ化について理解を深めます。
異なる専門分野を研究する3名それぞれの専門知識や研究実績を活かす、地域のアイデンティティを現代の技術で次世代につなげる共同プロジェクトの交流会です。ぜひご参加ください。

木野愛宕神社郷土史料のアーカイブに関する説明会「古文書が語る木野のまち」

日程:2025年11月3日(月・祝)
時間:11:00~12:00(終了時刻は延長する可能性があります)
会場:岩倉木野町公民館
   〒606-0016 京都府京都市左京区岩倉木野町74
登壇者
・「岩倉木野町郷土史料の社会還元」プロジェクトメンバー
 白井裕子(人文学部国際教養学科共通教員 / 専門:農村社会学)
 小川 仁(人文学部国際教養学科共通教員 / 専門:日伊交流史)
 吉元 加奈美(人文学部人文学科歴史コース教員 / 専門:日本近世史)
申込:事前のお申し込みが必要です。詳細はフォームよりご確認ください。※当日参加も受け付けます。
申込締切:11月1日(土)
主催
:京都精華大学学長指定課題研究「岩倉木野町郷土史料の社会還元」プロジェクト

お問い合わせ先 CONTACT

京都精華大学 広報グループ

〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
Tel:075-702-5197
Fax:075-702-5352
E-mail:kouhou@kyoto-seika.ac.jp

※取材いただく際は、事前に広報グループまでご連絡ください。

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