[実習授業報告]非常勤講師 やついいちろうと「やりたいことをカタチにする!」を実践した1年間 学生がプロの現場で制作したらどうなるの!?という授業

プロフェッショナルとして活躍する有名人講師と、ともに制作ができる!そんなメディア表現学部ならではの授業が「社会実践実習」です。この授業は、教室で単に何かを教えてもらうものではありません。学生と講師が、大学の外に飛び出してアウトプットをする一連のクリエイティブ活動を1年かけて行います。ここでは、その1年の奮闘すべてをレポートします。
メディア表現学部 非常勤講師 やついいちろう(右奥)
3年生が履修する「社会実践実習」には、お笑いコンビ「エレキコミック」としてだけではなく、音楽フェス「YATSUI FESTIVAL!」の企画主催、DJ、俳優として幅広く活躍する、メディア表現学部 非常勤講師のやついいちろうと、テレビ番組『世界まる見え!テレビ特捜部』『世界一受けたい授業』などのヒット作を手掛ける放送作家で、同学部非常勤講師のヒロハラノブヒコとともに、プロの現場でコンテンツやイベントを制作する授業があります。


「YATSUI FESTIVAL! 2023」

©️YATSUI FESTIVAL! 2023
4月に授業が始まって最初のアウトプットは、6月に東京・渋谷で行われる音楽フェス「YATSUI  FESTIVAL!」で企画コーナーを作り実演することでした。1期生の授業ということもあり、ソニー・ミュージックエンターテインメント社にご協力をいただき、所属アーティスト「ゆるミュージックほぼオールスターズ」(以下、ゆるほぼ)のステージ前に5分の企画コーナーを設けていただくことになりました。
学生が企画したのは、ゆるほぼメンバーでまだ楽器演奏をしていない「大福くん」を、センサー制御で楽器にしてみよう!というもの。フェス前日には、東京のソニー・ミュージック社に伺って、大福くんとのリハーサル。続いて、音楽スタジオでゆるほぼメンバーへのご挨拶とリハーサルを行いました。

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  • ゆるほぼメンバー「大福くん」
当日は朝7時前に渋谷の音楽フェス会場に集合。ここで再び、ゆるミュージックほぼオールスターズ メンバーとの当日打ち合わせを行い、会場となるクラブの設営時間に現場リハーサルを実施。
 
本番ステージでは、出演の学生2名、そして大福くんが身につけたセンサーで演奏を行う学生に分かれてパフォーマンスを行いました。会場のファンの方も温かく応援してくださいました。
 

ゆるミュージックほぼオールスターズのYATSU FES!出演は公式プレスリリースで紹介されました(学生の企画も紹介されています)

「PR TIMES」一般社団法人 世界ゆるスポーツ協会のプレスリリースより引用


イベント「ゲッターズ飯田先生特別授業!占い他己分析」

後期の実践からは、学生が企画だけではなく運営も行うことになりました。やついから発案があったのは、占いで日本一の書籍売り上げを誇るゲッターズ飯田氏を大学にお招きすること。学生たちが考えた企画は、「進路に悩む大学生にゲッターズ飯田先生から他己分析してもらおう!」というもの。夏には企画書を持って、京都にお仕事でいらっしゃったゲッターズ飯田氏と打ち合わせを行いました。

会場は、大学キャンパスの明窓館にある大ホールです。運営を担う学生たちのミッションは「500人の会場を満員にすること」。事前宣伝のフライヤーを制作し、やつい・ヒロハラとチェックを重ね、学内宣伝、SNS発信を行いました。

11月。当日は17時開場にも関わらず午前中から学内外のたくさんのお客様が殺到しました。想定外の出来事となりましたが、学生たちは緊急打ち合わせをして開場時間を早め、来場者がスムーズに客席につけるよう誘導をしました。

イベントには、学生・教員だけではなく学外の一般の方も来場くださり、500人のホールが超満員となりました。開場が早くなったことや、立ち見のお客様がたくさん出てしまう事態に、申し訳ない気持ちを抱えながら、次々起こる「想定外」の当日の対応に追われ、90分の「ゲッターズ飯田先生特別授業」はあっという間に終わりました。「イベント運営は当日に必ず想定外のことが起こる」「華やかな舞台を作るには地味で地道な準備が大事」。授業でやつい・ヒロハラに教えられたことを実際に経験し、学生たちは運営には想定外をのことも考えて準備を万全にしなければならないことを学びました。
大盛況だった学生企画・運営の「ゲッターズ飯田先生による特別講義『占い他己分析』」

イベント「怪異研—怪逅— 冬の京都は不思議がいっぱい」

2024年1月には、やついが2023年夏に立ち上げた怪談イベント「怪異研」に学生たちが協力するかたちでの実践となりました。やつい・ヒロハラから学生たちへのミッションは、「京都精華大学内や、叡山電鉄沿線の怖い話を集めてくる」こと、「有料イベントで、お金を払って来場するすべてのお客様に楽しんで帰ってもらうための運営をする」ことです。学内の友人や先生、叡山電鉄周辺への取材を行って、京都ならではの怪談話を集めながら、どうしたらお客様に喜んでもらえるかを授業で議論し、イベント準備を進めました。

当イベントは、京都市の紫明会館で実施されました。11月に学内で行ったゲッターズ飯田氏のイベント運営経験を踏まえて、学生は会場設営、物販なども手伝いました。会場設営では「どの席からも出演者がよく見えるように」と、全員で何度も確認をしながら130席の会場作りをしました。

会場の装飾、小さな会場への観客誘導も学生が行いました。ここでもファンの方が早めに来て並んでくださったり、人気の怪談師が集合したため物販の品数が多いなど現場で対応することがたくさんありましたが、学生たちで話し合い対応をしていきました。
「怪異研 -怪逅- 冬の京都は不思議がいっぱい」の様子。左から、やついいちろう、Apsu Shusei氏、田中俊行氏、はやせやすひろ氏


メディア表現学部 3年生の授業「社会実践実習」やついいちろう・ヒロハラノブヒコクラスは、プロフェッショナルとして音楽フェス、大型イベント、テレビ番組といった有名コンテンツを創り出す講師とともに、「どうしたらお客様に喜んでもらえるか」を考え尽くし、実践します。履修した学生は、イベントのアルバイトに声をかけていただいたり、卒業後の進路としてコンテンツ・エンタメ業界に進むための現実的な手がかりを得るチャンスをつかみました。



講師からのコメント

やついいちろう(エレキコミック)  

企画を考えイベントの一端を担う体験から始めましたが、徐々に自分たちで1から考えながら運営していくという事もできるようになりました。今後もこの授業での経験を活かして「好きをカタチに」していってほしいなと思います。

ヒロハラノブヒコ(放送作家)

1年間の社会実践実習を通して皆さんは「物事は計画通りには進まない」「予期せぬアクシデントは必ず起きる」ということを学んだと思います。これは社会に出ても必ず直面する問題ですが、このクラスでの体験を思い出して乗り越えていって欲しいと思います。
僕も皆さんから多くのことを学び、この授業を通して、一緒に成長できたと感じています。1年間お疲れ様でした!
 

 
 

「社会実践実習 やついいちろう・ヒロハラノブヒコクラス」履修学生

メディア表現学部 2021年度入学生 7名
内田 柊、馬居晃希、川崎蒼生、西本丈之助、村上聖宝、山田陽菜、吉岡航汰
(Special thanks to 漁ゆに子、渡邊和 from デザイン学部)


文責:富樫佳織(メディア表現学部 メディア情報専攻 教員)

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