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人間環境デザインプログラム教員のウスビ・サコによる「毎日小学生新聞」連載コラム、第14回目が掲載

人間環境デザインプログラム教員で全学研究機構長のウスビ・サコによる、連載コラム記事「サコ先生のなんでやねん」の第14回目が、5月14日(日)に発行された毎日新聞社「毎日小学生新聞」の一面に掲載されました。


連載14回目のタイトルは「季節と移ろいと暮らし」。
日本には“四季”があり、花や服装、家のしつらえ等、さまざまな形で季節の移り変わりを楽しみますが、サコの故郷・マリには、雨期(おおよそ6~9・10月)と乾期(おおよそ10~5月)の2つの季節しかないと言います。
サコは、四季のない地域での暮らしぶりを紹介。降水量の少ない地域で雨期に雨が降ると、子どもたちは雨を浴びながらサッカーや鬼ごっこをしたり、気温が高くなる乾期には、教室にエアコン等がないため、校庭の大きな木の下で授業を行うこともあると説明しました。
「中国や日本で暮らすまで、季節の変化を意識したことはなかった」と語り、“自然観”の違いに驚いたといいます。また、日本には豊かな“四季”があると強調し、「それぞれ季節の行事を経験することは、自然を大事にし、やがて地球を守ることにも繋がる」と述べました。
今回の連載記事の挿絵は、京都精華大学マンガ学部カートゥーンコース3年生の川崎颯大さんが担当しています。雨期に降る雨を喜び、楽しむ子どもたちが描かれています。
「毎日小学生新聞」は、1936年に創刊した、日本で最も歴史のある小学生向けの日刊紙です。これまでマンガ家の手塚治虫氏や松本零士氏など、著名な作家や文化人が数多く執筆してきました。
 
ウスビ・サコの連載は、毎月第2週の日曜日に掲載される予定です。ぜひ続けてお読みください。

ウスビ・サコ  Oussouby SACKO

人間環境デザインプログラム教員、全学研究機構長、アフリカ・アジア現代文化研究センター長、情報館長  
1966年アフリカ・マリ共和国生まれ。 2001年に京都精華大学人文学部教員に着任。2013年から人文学部学部長を務めたのち、2018年4月から2022年3月まで京都精華大学学長を務める。専門は空間人類学。著書に『アフリカ出身 サコ学長、日本を語る』『ウスビ・サコの「まだ、空気読めません」』『「これからの世界」を生きる君に伝えたいこと』など。

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