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2020年2月11日(火・祝)公開フォーラム 「グローバル化時代にみるアフリカの文化政策とアートマネジメント」開催 -マリの元文化・観光大臣アミナタ・ドゥラマネ・トラオレがアフリカンパースペクティブとサヘル地域の課題解決としての文化を語る -

京都精華大学(京都市左京区、学長:ウスビ・サコ)では、2018 年度に京都市、公益財団法人世界人権問題研究センターと共同で、「芸術実践と人権」という一連のプロジェクトを展開し、レクチャーシリーズやゼミを通して「人権」や「マイノリティの権利」を軸に、アートと社会との関係やその可能性について考えてきました。 2019 度は昨年に引き続き、アートやキュラトリアルの実践者等をお招きし、アートの現場において、グローバルな観点から「標準」とされる人権のとらえかた、表現の自由に対する考え方、社会の公平性や平等性に対する考え方について皆さんとともに考える、公開講座を開催します。
 
※〈開催内容の変更について〉WHO(世界保健機関)が新型コロナウイルスの感染拡大について「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言したことを受け、本シンポジウムのゲスト、アミナタ・ドゥラマネ・トラオレ氏の来日が中止となりました。シンポジウム当日はマリ共和国とインターネットにて生中継し、トラオレ氏の講演およびウスビ・サコ(京都精華大学・学長)との対談を行います。

【京都精華大学 芸術実践と人権・第7回】

芸術実践と人権-マイノリティ、公平性、合意について グローバル化時代にみるアフリカの文化政策とアートマネジメント

マリの元文化・観光大臣アミナタ・ドゥラマネ・トラオレが アフリカンパースペクティブとサヘル地域の課題解決としての文化を語る

日時:2020年2月11日(火・祝)14:00〜16:00
第1部 14:00- 基調講演 
アミナタ・ドゥラマネ・トラオレ
第2部 15:00-16:00 ディスカッション
「芸術実践と人権の視点からみる文化的多様性とインクルージョン」
アミナタ・ドゥラマネ・トラオレ/ウスビ・サコ
 
会場:京都精華大学 清風館 1F・C-102
登壇:アミナタ・ドゥラマネ・トラオレ(エッセイスト・マリ共和国元文化・観光大臣)
   ウスビ・サコ(京都精華大学学長)
司会:山田創平
 
※ 受講無料
※ 事前申込制。申込方法など詳細は下記Webサイトをご覧ください。
「芸術実践と人権」では、芸術にかかわる人々に「グローバルスタンダードな人権意識や表現倫理」を学ぶ場を提供してきました。
本シンポジウムでは、マリの元文化・観光大臣アミナタ・ドゥラマネ・トラオレ氏をインターネットを通じた中継にてお招きし、サヘル地域を事例とする地域の課題解決として文化が担う役割についてうかがいます。グローバリズムをキーワードに、アフリカの文化政策やアート実践の事例をご紹介する貴重な機会となります。本テーマに関心のある方はどなたでもご参加ください。
 
 
2019年度 文化庁 大学における文化芸術推進事業|LGBTQをはじめとするマイノリティの社会包摂を視野に入れたアートマネジメント・プロフェッショナル育成プログラム
主催 京都精華大学 共催 京都市/公益財団法人世界人権問題研究センター

講師プロフィール

アミナタ・ドゥラマネ・トラオレ Aminata Dramane Traoré /エッセイスト

997年から2000年マリ共和国文化・観光大臣を務めた。現在、FORAM / Forum pour un Autre Mali(もうひとつのマリのためのフォーラム)コーディネーターおよびアマドゥ・ハンパテ・バーセンター[CAHBA]ディレクター。著書に「L’étau -l’Afrique dans un monde sans frontières L’étau (万力-国境のない世界の中のアフリカ)」、「Mille tisserands en quête d’avenir(将来を模索する大勢の機織り工)」、「Le viol de l’imaginaire(想像上のレイプ)」、「Lettre au Président des français à propos de la Côte d’ivoire et de l’Afrique en général(フランス大統領へあてた普通のアフリカ・コートジボワールに関する手紙)」、「L’Afrique humiliée(屈従するアフリカ)」、「L’Afrique mutilée(負傷したアフリカ)」、「La Gloire des imposteurs (詐欺師の栄光)」。

ウスビ・サコ Oussouby Sacko /京都精華大学学長

1966年、マリ共和国に生まれる。高校卒業と同時に国の奨学金を得て中国に留学。北京語言学院 (現・北京語言大学)、南京市の東南大学等に 6年間滞在して建築学を実践的に学ぶ。1990年、東京で短期のホームステイを経験し、アフリカに共通するような下町の文化に驚く。 1991年に来日し、同年9月から京都大学大学院で建築計画を学ぶ。博士号取得後も日本学術振興会特別研究員として京都大学に残り、2001年に京都精華大学人文学部教員に着任。2013年には学部長。2018年4月から現職。現在の専門は空間人類学。

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京都精華大学 広報グループ

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※取材いただく際は、事前に広報グループまでご連絡ください。

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