公開講座

アセンブリーアワー講演会 7/8(木)
人新世の「資本論」
斎藤幸平(経済思想家)

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人新世の時代はグローバルな環境危機によって特徴づけられているが、危機対応のために残された時間は、ごくわずかになりつつある。格差が広がり、地球環境が悪化する現状を前に、「経済か、命か」という誤った二項対立は私たちの思考を狭めている。「格差を広げ、環境を破壊するシステムか、持続可能で平等なシステムか」という二択こそが、大分岐の時代の選択肢なのだ。かつてローマクラブは「成長の限界」を謳った。だが、資本主義に、「成長の限界」は存在しない。そして、それこそが問題なのである。だからこそ、「成長の限界」によって、豊かになる。それこそが、晩期マルクスの到達点であった。

  • 日程

    7月8日(木)

  • 時間

    16:20~17:50

  • 会場

    学外者はオンライン聴講のみ
  • 出演・出展者

    斎藤幸平

  • 予約

講師:斎藤幸平(経済思想家)

さいとう・こうへい●大阪市立大学大学院経済学研究科准教授 1987年生まれ。専門は経済思想・社会思想。ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。博士(哲学)。Karl Marx’s Ecosocialism: Capital, Nature, and the Unfinished Critique of Political Economy (邦訳『大洪水の前に マルクスと惑星の物質代謝』堀之内出版)によって、権威あるドイッチャー記念賞を日本人初、歴代最年少で受賞。2020年、日本学術振興会賞。著書に『人新世の「資本論」』(集英社新書)、マルクス・ガブリエルらとの対談集『未来への大分岐』(編著・集英社新書)など。

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