在学生・卒業生

芸術学部卒業生の長良将史さんと中村朱里さんが監督を務めた映像作品が、「東京ドキュメンタリー映画祭 2025」にそれぞれノミネート。作品が上映されます。

芸術学部卒業生の長良将史さんによる映像作品『Rhythms of Sodade(邦題:カルロスのレシピ)』と、中村朱里さんによる映像作品『村で生きる』が、国内外から作品が集まる「東京ドキュメンタリー映画祭 2025」にそれぞれノミネートされました。おめでとうございます!
 
「東京ドキュメンタリー映画祭」は、雑誌やWebでドキュメンタリーの情報発信を手掛ける任意団体「neoneo編集室」のメンバーを中心に、年に1度行われているドキュメンタリー専門の映画祭で、2018年から始まり今年で8回目の開催となります。「長編」「短編」「人類学・民俗映像」の各部門の公募によるコンペティション上映や、世相やドキュメンタリー映画の歴史を意識した特別上映が実施されます。
 
長良将史さんによる映像作品『Rhythms of Sodade(邦題:カルロスのレシピ)』は、長良さんと関西大学教員で文化人類学者の青木 敬氏が監督を務めたドキュメンタリー・民族誌映画で、「人類学・民俗映像部門 コンペティション」にノミネート。カーボヴェルデ共和国北西部のサンヴィセンテ島に住む、アルコールと薬物依存に翻弄されながら音楽とともに生きる男性カルロスに焦点を当て、カルロスの声と記憶、そして音の風景を捉えることで、奴隷制の時代からカーボヴェルデに深く根ざしている感情「ソダーデ」の一端を映し出します。
中村朱里さんによる映像作品『村で生きる』は、中村さんと小林 瞬氏が夫婦で監督・撮影・編集を手掛けたドキュメンタリー映画です。熊本・阿蘇にある産山で、霜降り肉が評価される今の時代に逆⾏しながら、草資源を活かす阿蘇伝統の希少な「あか⽜」飼育にこだわり、村の草原を守る地域循環型の畜産に挑戦を続ける親⼦の⽇常に迫ります。本作は「第40回農業ジャーナリスト賞」にて農業ジャーナリスト賞を受賞しており、この映画祭では「長編コンペティション部門」にノミネートされています。
 
約2週間にわたって開催される「東京ドキュメンタリー映画祭」では、計30プログラムから毎日4作品が上映されます。公式サイトまたは上映プログラム一覧よりスケジュールをご確認のうえ、ぜひ会場でご覧ください。
 

  • 日程

    2025年12月6日(土)〜12月19日(金)

  • 会場

    〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目 35-13 3F
  • 予約

    不要

  • 料金

    一般 1,600円 / 高校生・大学生 1,200円 / シニア 1,200円 (※全席指定、各回定員入れ替え制。※チケットのオンライン事前予約や、3回分まとめて購入できる「特別鑑賞券」があります。詳細は公式サイトをご確認ください。)

ノミネート作品情報

● 『Rhythms of Sodade(邦題:カルロスのレシピ)』(2025年 / 108分 / カーボヴェルデ・日本)
監督:長良将史(芸術学部映像専門分野 卒業生)、青木 敬(文化人類学者 / 関西大学教員)
映像日時:12月7日(日)10:00~ / 12月17日(水)11:50~
 
● 『村で生きる』(2024年 / 102分 / 日本)
監督:中村朱里(芸術学部映像コース 卒業生)、小林 瞬
映像日時:12月8日(月)10:00~ / 12月14日(日)14:10~

お問い合わせ先 CONTACT

京都精華大学 広報グループ

〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
Tel:075-702-5197
Fax:075-702-5352
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※取材いただく際は、事前に広報グループまでご連絡ください。

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