通常イベント

芸術研究科修了生のMisaki Okuboさんが参加するプロジェクト「貝殻をあつめる、道路に線をのこす」が開催

大学院芸術研究科博士前期課程芸術専攻 修了生のMisaki Okuboさんが参加するプロジェクト「貝殻をあつめる、道路に線をのこす」が開催されます。
 
このプロジェクトは、FLINTAの表現に焦点を当て、歴史的アーカイブを参照しながら、まだ記録されていない試みや未来の表現について、多様な立場の方々と共に考えることを目的としています。
 
一回目の企画として、京都・東九条にある「Taro House」で特別展示イベントを開催します。今回は、トークイベント、ワークショップ、作品展示を通じて、FLINTAコミュニティにおける表現や活動の記録を共有し、連帯の可能性を探ります。
 
FLINTAとは、「女性(Female)、レズビアン(Lesbian)、インターセックス(Intersex)、ノンバイナリー(Nonbinary)、トランスジェンダー(Transgender)、エイジェンダー(Agender)」の総称で、それぞれのアイデンティティの連帯を広げるために使われています。ですが、各当事者やコミュニティが異なる抑圧を経験しているため、連帯は決して簡単なものではありません。それでも、連帯の第一歩として、散歩で貝殻を拾い集めたり、地面に落書きをするような感覚で、集まり語り合いながら表現する場をつくります。こうしてFLINTAの表現活動の断片を拾い集め、記録する「中継地点」としてのプラットフォームとなることを目指します。連帯の可能性を探る試みとその世界観に、ぜひ会場で触れてみてください。

  • 日程

    2025年10月17日(金)〜10月20日(月)

  • 時間

    12:00〜20:00(最終日のみ18:00まで)

  • 会場

    〒601-8005 京都市南区東九条西岩本町16-1
  • 出演・出展者

    企画メンバーによる作品出品者:
    Misaki Okubo(大学院芸術研究科博士前期課程芸術専攻 修了/芸術学部立体造形コース卒業)
    岩瀬海、Moche Le Cendrillon、山もといとみ、美馬摩耶

    企画・主催:「貝殻をあつめる、道路に線をのこす」プロジェクト
    フライヤー・ポスターデザイン:浦野貴識
    助成:一般社団法人川村文化芸術振興財団 2025年度ソーシャリー・エンゲイジド・アート支援助成
    協力:trunk、るいす

  • 予約

    不要

関連イベント

■講座視聴会+ワークショップ

「クィアな情報保障をつくる —知る・考える・やってみる」
開催日時:10月18日(土)13:00〜17:00
(参加無料、入退室自由、参加予約不要、定員15名)
 
〈第一部 講座視聴会:アクセシビリティを知る(13:00~15:00)〉
 東京芸術文化相談サポートセンター「アートノト」が実施した、展覧会や創作活動におけるアクセシビリティについてのアーカイブ講座を視聴します。
 ※動画内に手話通訳、字幕あり
 視聴動画:東京芸術文化相談サポートセンター「アートノト」アクセシビリティ講座 2025【創造活動におけるアクセシビリティとは(前編)】(レギュラー講座)
〈第二部 ことばでクイアに鑑賞する(15:30~17:00)〉
 第一部の講座を受けて、アーティストの作品解説とともに、作品の視覚・音声情報を鑑賞者へクィアに届ける言葉を考えます。
 ※手話通訳あり
 
■トークイベント

「クィア実践の交差点を探る〜ドラァグクイーンとアートマネジメントの領域横断〜」 
10月19日(日)14:00〜15:30 (参加無料、入退室自由、参加予約不要、定員15名)
※手話通訳あり
登壇者:アフリーダ・オー・ブラート(緒方江美)
ドラァグ・クイーンであり、アートマネージャーのアフリーダ・オー・ブラートさんに、その領域横断的な活動についてや、京都のFLINTAとドラァグシーンとの繋がりについてお話しを伺います。
(聞き手:モチェ・レ・サンドリヨン)
 
「 アセクシュアル×イメージ研究おしゃべり会」
10月19日(日)17:15〜19:00 定員10名(先着順)(入場無料/申し込み不要/入退室自由)
※UDトークあり(日本語)
他者に性的/恋愛的惹かれを感じないセクシュアリティであるアセクシュアル/アロマンティック・スペクトラム(Aro/Ace)とその表象について、Aro/Ace研究をはじめ、クィア、インターセクショナリティを研究する方たちとともにお話しする、「アセクシュアル×イメージ研究おしゃべり会」を開催します。
Ace/Aroは他のセクシュアリティに比較してその研究や社会的認知が遅れており、様々なメディアにおいての表象も少ないといった現状があります。アセクシュアルは、今後いかに文化やコミュニティを築きうるのでしょうか?
このイベントでは、研究者の方々の研究紹介のあとに、「Aro/Aceと文化芸術」のテーマについて、参加者を交えておしゃべり会をします。
(企画者・ファシリテーター:モチェ・レ・サンドリヨン)

お問い合わせ先 CONTACT

京都精華大学 広報グループ

〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
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※取材いただく際は、事前に広報グループまでご連絡ください。

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