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[在学生の方へ]災害時のこころのケアについて

2024年1月1日に石川県能登半島を震源とする大規模地震により、犠牲となられた方に謹んでお悔やみ申し上げるとともに、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
大きな災害や事故を経験したとき、また、報道やSNSでそれらの情報に触れたときに、こころと体に様々な反応が現れることがあります。以下に多くの人が経験しやすい反応の例と、その対処方法をご紹介します。

体調に現れる反応

疲れやすい、頭痛、筋肉がこわばる、緊張が続く、胃痛、心臓がドキドキする、音や光、においなどの刺激に過敏になる、過呼吸、食欲がない、眠れなくなる、など
 

気持ちや行動に現れる反応

ショック、悲しみ、嘆き、寂しさ、恐怖、怒り、イライラ、自分を責める、自分を恥じる、何も感じない、混乱している、物事を考えられない、判断できない、状況を正しく理解できない、不安になる、勝手に考えやイメージが浮かぶ、自分を責める、など

対処方法

日中にリラックスする時間を作り、さまざまなリラクセーション法を試してみてください。
また、下記の「呼吸法」や「助けになること」が役立つこともあります。自分に合うものを選んで試してみてください。

こころを落ち着かせたいとき(呼吸法)

1. 鼻からゆっくり息を吸ってください。肺からお腹まで、気持ちよく空気で満たします。
2. 静かにやさしく「私のからだは穏やかに満たされています」と自分に語りかけましょう。
3. 今度は口からゆっくり息をはきます。肺も、お腹も空っぽにします。
4. 静かにやさしく「私のからだはほぐれていきます」と自分に語りかけます。これをゆっくり5回繰り返しましょう。

助けになること(自分に合うものを選んでください)

誰かと一緒に時間を過ごす
 気分転換をする(普段やっているストレス対処方法など)
 適度な休養と栄養をとる
 適度な運動をする(散歩やストレッチなど)
 しばらく動揺するのは当たり前だ、と自分に言い聞かせる
 いつもの生活、スケジュール、日課をできるだけ維持するようつとめる
 日記をつける
 状況をよくするためにいますぐできる、何か現実的なことに集中する、など
学生相談室では、今回の地震に伴い、食欲がない、眠れない、強い不安感等を感じている学生の皆さんに対する相談を受け付けています。
相談の申し込み方法はセイカ・ポータルの掲示をご確認ください。

※本稿は「サイコロジカル・ファーストエイド実施の手引き第2版」兵庫県こころのケアセンター訳(2009年3月 http://www.j-hits.org/ )をもとに作成しました。

京都精華大学 学生相談室
京都精華大学 学生グループ 学生支援チーム

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京都精華大学 学生グループ 学生支援チーム

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Tel:075-702-5101
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