莵原 妃佐 UHARA Kisa

- 専門分野
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ファッションデザイン(オーダーメイド / オートクチュール)/ パターンメイキング / 縫製 / 立体裁断 / ファッションイラストレーション / イラストレーション(挿絵)/コスチューム企画 / マーチャンダイジング(MD)/ ブランディング
(職業)
ファッションデザイナー / パタンナー / マーチャンダイザー / オーダーメイドブランド主宰 / イラストレーター - 所属
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- デザイン学部 プロダクトデザイン学科 ファッションデザイン専攻

経歴・業績
ファッション業界で長年活動し、立体裁断とパターンメイキングを核に、コンセプト立案から縫製まで一貫して手がけるファッションデザイナー / パタンナーです。【女性を美しくする職人】として、富裕層向けのフルオーダー・セミオーダーを中心に、フォーマルドレスやウェディングドレス、日常着を制作し、「日常の中にさりげなく宿るエレガンス」をテーマに活動してきました。シルクのオーダードレスで起業した経験をベースに、素材の美しさを生かした服づくりを追求しています。
自身のオリジナルデザインの一部については意匠登録を行い、シルエットやディテールに独自性のある造形提案に取り組んでいます。トルソー上で布を直接造形する立体裁断を得意とし、身体のラインと動きを読み取りながら、構造と着心地のバランスを追求したパターン設計を行っています。
アパレル企業では、MD(マーチャンダイジング)や企画・デザイン、パタンナーとしてのパターンメイキング、サンプル縫製などを経験し、商品計画から一着の仕上がりまでを横断的に見渡す実務スキルを培ってきました。その知見を生かし、現在は個人オーダーのアトリエを主宰しながら、クライアントの価値観やライフステージに寄り添う一点物の服づくりを行っています。
また、ファッションイラストレーションや書籍の挿絵も手がけ、衣服の内側にある物語や世界観を視覚化するビジュアル表現にも取り組んでいます。線や色による表現と立体としての服づくりを往復することで、ファッションを平面と立体の両面から捉える姿勢を大切にしています。
教育分野では、高等専修学校や短期大学で教員としてファッションデザイン、イラスト画演習を担当してきました。現在は大学において縫製教育を中心に、デザインと構造を結びつけながら「自分の手で考え、自分の感性で選び取れるつくり手」を育てることを目標に指導を行っています。流行をなぞるのではなく、自分の目で観察し、試行錯誤しながら形にしていく実践的な服づくりの力と企画力の育成に力を入れています。
メッセージ
服づくりは技術の世界であると同時に、感性を育てる時間でもあります。布に触ったときの質感や、色の組み合わせで「かわいい」「きれい」と心が動く感覚を、大事にしてください。
最初はミシンでまっすぐ縫うことだけでも精一杯かもしれません。でも、失敗してほどいて、また縫い直すたびに、手の感覚と「自分はこうしたい」という気持ちが少しずつ育っていきます。
うまく作ろうと身構えるより、「この布が好き」「この形が気になる」といった興味をきっかけに、洋服づくりそのものを楽しんでほしいです。大学では、縫製の基礎から現場につながる応用まで、一緒に“つくれる力”と“感じる力”の両方を伸ばしていきましょう。