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人間環境デザインプログラム教員のウスビ・サコによる「毎日小学生新聞」連載コラム、第3回目が掲載

人間環境デザインプログラム教員で全学研究機構長のウスビ・サコによる、連載コラム記事「サコ先生のなんでやねん」の第3回目が、6月12日(日)に発行された「毎日小学生新聞」にて掲載されました。


連載3回目のタイトルは「国際社会を生きる軸」です。
“文化”とはどのようなものか。サコは、形ある有形文化と形のない無形文化に分かれることを説明し、言語や祭り、民謡音楽の知識、建造物の建設方法など、幅広い領域の“無形文化”は、世界を理解するための重要な目安になることを紹介しました。

そして、グローバル化が進むなか、地域固有の文化財の保護が難しくなっていることを危惧。あらゆる国の人や文化、物があふれている現代の国際社会で生きるために、「身近な文化を学び、大切にすることができれば、世界の人々への理解も深まって交流が楽しくなる」と述べ、私たちの軸となる“独自の文化”を、地域社会の遺産として価値を認め、受け継ぐ活動を続けていくことが重要だと語っています。
 
また、本連載記事の挿絵は、京都精華大学マンガ学部カートゥーンコース3年生のシュ ショウセイさんが担当しました。
シュさんの母国・中国の非物質文化遺産(無形文化財)に指定された、伝統的な踊り「龍舞」が描れています。







「毎日小学生新聞」は、1936年に創刊した、日本で最も歴史のある小学生向けの日刊紙です。これまでマンガ家の手塚治虫氏や松本零士氏など、著名な作家や文化人が数多く執筆してきました。

ウスビ・サコの連載は、毎月第2週の日曜日に掲載される予定です。ぜひ次回も続けてお読みください。

ウスビ・サコ  Oussouby SACKO

人間環境デザインプログラム教員、全学研究機構長、アフリカ・アジア現代文化研究センター長、情報館長  
1966年アフリカ・マリ共和国生まれ。 2001年に京都精華大学人文学部教員に着任。2013年から人文学部学部長を務めたのち、2018年4月から2022年3月まで京都精華大学学長を務める。専門は空間人類学。著書に『アフリカ出身 サコ学長、日本を語る』『ウスビ・サコの「まだ、空気読めません」』『「これからの世界」を生きる君に伝えたいこと』など。

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