海外での体験を軸に世界を見つめる
※2021年4月開設予定(内容は予定であり、変更になる可能性があります)
専攻
1年次[共通]

専攻に縛られず、世界各地の文化やその成り立ち、文化交流史など幅広く基礎を学びます。国際関係や多文化共生など、2年次からの専攻につながる知識も深め、自身の興味を探ります。同時にコミュニケーションや情報収集のための語学修得をめざし、多様な国の言語から選択して学びます。
2年次以降は3つの専攻に分かれます
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グローバル関係専攻
人間の生活は、さまざまな枠組みにより組み立てられています。グローバル関係専攻では、さまざまな「地域」から、私たちの社会の構造を理解し、国や地域同士の関係性のあり方について深く考えていきます。
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グローバル共生社会専攻
「言語や生活が異なる人々」が共に生きていくうえで、どうすれば互いにより良い状態で幸せに暮らせるのかを探ります。現状の課題を理解し、人間と人間をとりまく社会の事象を探求。違いを認め合い、ともに学びあえる、多様性のある共生社会をめざします。
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アフリカ・アジア文化専攻
文化や経済発展などさまざまな面で世界から注目を集めるアフリカ・アジア地域を中心に、グローバル化についての理解を深めます。歴史や文化など幅広い視点から自分に合ったテーマを深め、これからのグローバル社会について一歩先を予測する力を身につけます。
特徴的なカリキュラム
1. アジア諸国に短期留学(1年次)
2. 世界各地で長期フィールドワーク(3年次)

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1. 世界を体験から学び、将来の道につなげる
長期フィールドワークの目的は、世界各地で起こる問題を、調査を通じたリアルな異文化体験から理解すること。その経験を活かし、身近な社会にある問題を発見し、これからの世界を自分の視点で予測する力をつけます。
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2. コミュニケーションを目的とした語学修得
多様な地域から発信される情報を読み解き、異なる国の人々と意見交換を行うための語学力を身につけます。英語はもちろん、アフリカ圏では基盤となるフランス語についても現地の文化や経済を含めて理解を深めることができます。
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3. 幅広く選べるテーマに基づく滞在先
「文化」を学ぶ学部ならではの強みとして、社会問題や芸術、宗教、食など、研究テーマは幅広い中から各自で自由に設定することが可能。また、滞在先もアジアやアフリカ諸国、ヨーロッパ、アメリカなどからテーマに応じて選択することができます。
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4. 滞在時も教員が研究をサポート
渡航前から、滞在先に関する知識や注意事項、テーマを効果的に調査するための方法など、授業や教員による個別指導などで準備を行います。滞在時も定期的な状況確認など、自身も世界各地で研究する教員が具体的にサポートします。
フィールドワーク事例
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ニュージーランドでマオリの衣装を研究
ニュージーランドの先住民族マオリの衣装を研究します。現地で資料収集やインタビューなどを行い、テキスタイルデザインや制作技法について理解を深めます。
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セネガルで宗教組織の環境問題への取組を研究
セネガル北部で砂漠化対処に取り組む複数の宗教団体を調査します。提携校でフランス語、ウォロフ語を学びながら、宗教と環境問題の関係性を探ります。
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ベトナムで孤児と孤児院の現状を調査
ベトナムの孤児院でボランティアを行いながら調査を実施します。子どもたちの笑顔の背景にある家庭環境や国の経済成長について考察します。
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台湾でルカイ族を研究
拠点校にて中国語を学びながら、台湾原住民のルカイ族について調査します。日本統治時代を経験した古老から当時の状況や日本について聞き取り調査を行います。
学びのポイント

海外長期フィールドワークを学びの中心に据え、準備・実践・振り返りを通して幅広い知識と経験を身につけます。また、未知の状況に恐れず向き合い、現場で必要な情報を収集し、自ら道をひらく力を養います。
進化・発展が著しいアフリカ・アジア地域から世界を見つめる
人口、文化、経済など、さまざまな面で急速に成長しているアフリカ・アジア地域。今後国際社会に大きな影響を与えることが予想される同地域を中心に学び、グローバル社会を見通す力を身につけます。
世界各地での調査経験が豊富な教員が指導を担当
指導を担当する教員は、幅広い国や地域で調査・研究活動を続ける現役のフィールドワーカーです。効率的な調査手法から安全に行動する方法まで、豊富な経験から培った知識やスキルを学生に伝授します。
共通科目PICKUP
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国際文化論
私たちがその地域独特の文化だと考えるものは、さまざまな地域、文化の影響を受けるなかでつくり上げられています。この講義では、歴史、文化、政治、経済といった文化を構成する複合的な要素を見わたし、現代社会の成り立ちを学びます。
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グローバル化と社会
少子化や移民問題、貿易摩擦など、日本で暮らす中でも感じるさまざまな具体的問題を手掛かりに、世界がこれからどう変動していくのか視野を広げる作業を行います。
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English discussion
授業はすべて英語で実施。身近な関心事など、さまざまなテーマについて話し合います。少人数のクラスで英語によるスピーキング力を徹底して強化し、アカデミックな環境で必要とされるディスカッション能力の育成を行います。
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フィールドワーク入門
3年次に実施する海外フィールドワークに向けて、渡航先の選定、計画の作成、渡航中の報告、帰国後の報告会までの一連の流れを理解します。また、担当教員が、学生の関心と適性に基づき、渡航先の候補を検討、事前サポートを行います。
卒業後の進路
●国際展開する企業(商社、メーカー、外資系企業)
●国内外の文化を広く伝える企業(イベント企画、旅行・観光)
●出版・広告・マスコミ業界 ●教育関連(中学校・高校教員)
●NGO・NPO・ソーシャルビジネス関連企業 ●研究者 など