フィールド・プログラム

社会とつながるプログラム3

キャンパスを飛び出して、
“現場”で学ぶ

→ フィールド・プログラムのねらい

今まで見えていなかった
世界の可能性を発見する

 人間を深く知り、社会の方向性を考えるのは、人文学にしかできない仕事です。歴史をふりかえれば、人文学が経済や政治の現場では気づくことのできなかった根本的な課題を指摘し、社会変革を促してきた例は少なくありません。「フィールド・プログラム」は、人文学を学んだ目で世界の可能性を確かめる、最初の機会にもなることでしょう。
 たとえば、「源氏物語」をテーマに学んでいる学生がタイのプログラムに参加することには大きな意味があります。文学を読むことは「人間を深く知る」ことであり、人の生きざまに対するまなざしを深めること。どの演習地においても、文学を学んだ人にしか感じることのできない世界、見ることのできない風景に出会うことが重要なのです。

未知の場所で自分を再発見する

 新しい人文学部のカリキュラムにおいて、学びの核となるのが「フィールド・プログラム」。3年次前期の半年間は、全員が慣れ親しんだキャンパスを離れて学外のフィールドで学びます。“現場”に身を置くと、見る景色、出会う人、聴くことば、感じる空気のにおいまでもが新しく感じます。そこで待っているのは、多様な価値観との出会い。未知の場所で自分自身を見つめ直すことは、自分を取り巻く地域や環境への新たな視点を獲得することにもつながります。

国内外のフィールドで過ごす半年間

 フィールドは、研究テーマに応じて選択可能。国内は、京都、北海道、沖縄などでプログラムを実施し、地域の課題解決や文化研究に取り組みます。
 海外は、経済成長が著しいアジアが中心です。提携大学を拠点に2 ~ 3 か月の語学・文化研修プログラムに参加した後は、現地企業やNPO、NGO でのインターンシップや独自の調査研究に取り組みます。「フィールド・プログラム」での海外演習は “留学”とは異なり、滞在先の大学で京都精華大学のプログラムを独自に展開。もちろん授業料は全て大学が負担します。

自文化を知り、異文化を受け入れる

 自国の文化を深く知る体験は、異文化を受け入れ理解する力を育みます。また、他国で異文化に飛び込んでみれば、自国の文化を再評価する力も身につきます。国内外のフィールドからキャンパスに戻った時、大学での学びはより深く豊かなものになるはずです。

フィールド・プログラムの授業内容

フィールド・プログラムのスケジュール
 

海外フィールドワークの参加者を対象とした、奨学金制度を導入

「フィールドプログラム(海外)奨学金制度」
フィールドプログラムにおける海外プログラム参加者の中から30名を対象に、10万円を給付する制度をもうけています。
 

給付金額:10万円
給付人数:30名(欧米・大洋州:5名、アジア:25名)
選考方法:TOECスコア、成績GPA、事前授業の取組み、
志望理由書、面接を通じて審査。

〈フィールド・プログラムの海外拠点校〉

大邱大学(韓国/ 大邱市)
静宣大学(台湾/ 台中市)
チェンマイ大学(タイ/ チェンマイ)
ベトナム国家大学 ホーチミン市人文社会科学大学(ベトナム/ ホーチミン)
マラナタ基督教大学(インドネシア/ バンドン)
■ カリフォルニア州立大学デービス校(アメリカ/ デービス)
■ ニューヨーク市立大学(アメリカ/ ニューヨーク)
■ ブリティッシュ・コロンビア大学(カナダ/ バンクーバー)
■ モナシュ大学(オーストラリア/ メルボルン)
■ オークランド大学(ニュージーランド/ オークランド)
■ 西カトリック大学(フランス/ アンジェ)
■ パリ大学(フランス/ パリ)
■ ライプチヒ大学(付属国際語学協会)(ドイツ/ ライプチヒ)
■ グラナダ大学(スペイン/ グラナダ)
●体験学習型
現地企業やNPO・NGO法人の活動に参加し、以下のようなプログラムに取り組みます。

・ユネスコの活動のサポートとして、世界遺産保護の啓発やワークキャンプを行う。
・健康問題を解決するため、自然農園や有機野菜づくりや子どもへの環境教育をサポートする。
・女性の経済的自立を支える団体の活動に参加し、パソコン教育や健康と衛生に関する教育をサポートする。

●フィールドワーク型
各学生のテーマに沿って、現地で以下のような調査・研究を行います。

・近世史を学ぶ学生がフランスへ
街のいたるところに教会があるヨーロッパ圏。日本の神社と比較し、人びとにとって宗教がどんな役割をもつかを研究します。

・社会思想を学ぶ学生がベトナムへ
社会主義が現代のベトナムにどのように根付いているのか、現地で調査を行います。観光で訪れるとあまり意識することのない、人びとの「思想」を考えます。

 

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〈フィールド・プログラムの国内拠点校〉
□ 京都/京都精華大学
□ 沖縄/沖縄大学
□ 北海道/札幌大学
●体験学習型
拠点大学で以下のようなプログラムに取り組みます。

・京都市内に今も残る町家を保全する団体に参加し、新たな活用方法をともに考える。
・沖縄の環境保護活動に参加し、自然を守りながら自然の魅力を体験するエコツアーを企画する。
・北海道で、アイヌ民族を支援する市民団体に参加。文化や歴史にふれ、アイヌ民族との共生について研究する。

●フィールドワーク型
各学生のテーマに沿って、現地で以下のような調査・研究を行います。

・文化の変遷を学ぶ学生が北海道へ
1889年に奈良県十津川村を襲った水害により、北海道へ数千人が移住。人の移動とともにもち込まれた文化とその変容を調べます。

・日本史を学ぶ学生が沖縄へ
かつては、日本と切り離されていた琉球(沖縄)。琉球固有の文化を調査し、かつての日本を客観的に知ることで、日本人の国民性や独自の思想を新たな視点から発見することができます。


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