• 描くという行為は、対象を「みつめる」ことから出発します。 モチーフとなるものを観察するだけではなく、そのものの本質をもみてとらえる力が必要とされます。
    洋画コースでは、西洋絵画を柱として美術表現の基礎を身につけながら、歴史や思想を学び考える力をきたえることで、物事の本質をみる目を育てていきます。芸術、社会、人間、そして自分自身の内面… 。世の中の常識をそのまま受け入れるのではなく、実際にみて、感じて、考えた経験が、自分だけの作品を生み出す基礎となるのです。
    本質をとらえる力と、それをかたちにする画力を身につけたなら、描く対象は大きく広がります。絵を描くことを通して表現するのは、自分自身のもののみかたであり、それは人間や世界そのものの姿でもあるのです。

4年間の学び

  • 洋画1年次
    • 1年次●
    • 描くことの原点に立ち返り、基礎を学ぶ。
  • イーゼルや絵具といった、絵を描くための道具や材料を制作することから、1年次がはじまります。絵画の原点に立ち返り、実際に手を動かしてつくる経験をすることで、「描く」ことに対する姿勢をはぐくみます。同時に、人体の描き方を学ぶヌードデッサンや、明暗をとらえて白と黒だけで描くグリザイユなどの授業を通して、デッサンや油彩の基礎を習得します。また、キャンパス内の風景を時間をかけて描く授業では、対象の本質をとらえる観察力と表現力を身につけます。

1年次で身につく力

● デッサンや油彩の基本的な技法。
● 人体や静物など、対象の本質をとらえて描く力。

  • 洋画2年次
    • 2年次●
    • 多様な表現に挑戦して視野を広げる。
  • 絵画や美術に対する視野を広げるのが、2年次の目標。たとえば、具体的なものを描かない抽象画がなぜ誕生したのか、その背景にある美術史を調査したうえで実際に描いてみることで、理解を深め、その表現の本質に迫ることができます。そのほか、立体作品やパフォーマンス、映像、写真など絵画以外の表現にも挑戦し、自由な発想力を身につけます。また、2年次からはグループワークの機会も増加。美術が人間や社会とどのように関わって生み出されるのかを議論し、グループで発表することにも取り組みます。

2年次で身につく力

● 多彩な美術表現の知識と方法論。
● 広い視野で美術や社会をとらえ、思考する力。

  • 洋画3年次
    • 3年次●
    • 自分の表現方法やテーマをみつける。
  • 自分の問題意識を整理したうえで、自由制作に取り組みます。表現方法やモチーフ、画材はさまざま。なかには立体や映像作品に取り組む学生も。制作を重ね、自分に合った手法やテーマをみつけます。その一方で、美術館でのフィールドワークも実施。作品の展示や発表についての知識を深め、自分の作品を客観的にみつめる力をきたえます。さらに、3年生が中心となって洋画コースに併設された「7-23ギャラリー」を運営。作品の展示や社会への発信方法を実践的に学ぶことができます。

3年次で身につく力

● 自らの問題意識を掘り下げ、テーマや手法を確立する力。
● 作品を社会へ発信する力。

  • 洋画4年次
    • 4年次●
    • 個々がみつめた世界を、独自の作品に。
  • 教員ごとのゼミに分かれて、卒業制作に向けた作品制作を行います。卒業制作は、絵画表現の基礎や美術に関する幅広い知識、教員や同級生との交流など、大学生活で学んだことのすべてが詰まった集大成。油彩や立体作品のほか、写真、映像、空間全体を使ったインスタレーションといった、個性豊かな作品の数々は、学生一人ひとりが目に映る世界をみつめ、描き出したものです。4年間で身につけた力は、作家として表現活動を行う場合だけでなく、人生のあらゆる場面で役立つ大きな力となります。

4年次で身につく力

● 個々のもののみかたを作品で表現する力。
● 作品を通して人や社会と交わる力。

卒業後の進路各学部の進路

描くことを追求する洋画コースでは、オリジナルな表現を確立し、高い評価を受けるアーティストを数多く輩出しています。作家以外でも、幅広い表現力と画力を活かして、ゲームやアニメのクリエイターとして就職する人、教員として美術を教える人、グラフィックデザイナーになる人などがいます。

  • ● 独自の世界観を表現する美術作家
  • ● ゲームやアニメのクリエイター
  • ● 中学校・高等学校の美術教師
  • ● デザイン事務所のデザイナー

取得できる資格

在学中、指定された科目単位を取得すれば、以下の資格を取得することが可能です。
その他、検定・資格取得のための支援講座も用意されています。

  • ●高等学校教諭一種免許状(美術)
  • ●中学校教諭一種免許状 (美術)
  • ●図書館司書
  • ●博物館学芸員
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