2023年度「京都精華大学学長表彰」の受賞者が決定し、2024年3月5日（火）に「学長表彰 表彰式」が執り行われました。
「京都精華大学学長表彰」は、本学の教職員・学生および卒業生を対象に、学術・芸術・社会活動などを通して京都精華大学の名誉を高め、本学の活性化につながる功績を修めた方や団体に学長が表彰をするものです。
2023年度学長表彰にも多数の推薦が寄せられ、厳正なる選考を行った結果、以下3名（組）に賞が贈られました。
2023年度京都精華大学学長表彰 受賞者紹介
学長特別賞
キャンピングカー制作プロジェクト（教員・学生によるグループ）
このプロジェクトは、京都精華大学の全学部の学生が履修可能な科目「社会実践育成プログラム」のひとつで、キャンピングカーメーカーおよび販売会社との産学連携授業として展開されたものです。授業では複数の学部から学生約20名が参加し、キャンピングカーについての基礎知識を身につけ、企画案のプレゼンテーションを行うなどの活動を通じてアイデアを具体化しました。提案した製品コンセプトとデザインは実車化され、東京・大阪の「キャンピングカーショー」において学生有志が販促・展示のアイデアを実践しました。2024年度より全国で販売される予定です。顧客層拡大の可能性を示すなど同業界にインパクトを与え貢献した功績により、学長特別賞を受賞しました
卒業生功労賞
岸 映子（人文学部人文学科卒業）
岸映子さんは、土に顔料を混ぜて焼いたものを砕いて粉状にし、それをまた粘土に加えて成形し、さらに表面を削って釉薬をかけ、焼くという、複雑な工程を経て独自の質感や色を表現する「彩石（さいせき）象嵌」技法を確立し、独創的な陶芸作品を生み出してこられました。1999年に陶芸における最も権威あり歴史も長い国際的なコンクールであるファエンツァ国際陶芸展銀賞を受賞されるなど、陶芸家としてフランスやアメリカなどで発表を重ねてこられ、受賞やパブリックコレクションも多く、海外でご活躍されています。さらにこの度、第36回京都美術文化賞に選出され、受賞展が1月に京都で開催されました。これらの多大な業績により本学の名誉を高めた功績により、卒業生功労賞に選出されました。
卒業生功労賞
ミロコマチコ（人文学部人文学科卒業）
絵本作家で画家のミロコマチコさんは、絵本『オオカミがとぶひ』で第18回日本絵本賞大賞を受賞されるなど、いきものの世界を豊かな想像力と生き生きとした筆致で表現する作品を多く発表され、国内外の絵本賞や文芸賞を多数受賞されています。2022年には、本学のギャラリーTerra-Sで開催された企画展「ゆらめくいきものたち」にも参加されました。2020年から2023年にかけて、全国7館を巡回する大規模個展「いきものたちはわたしのかがみ」が高く評価され、更に絵画、装画の分野においても多数の実績を重ねてこられました。これらによって本学の名誉を高めた功績が認められ、卒業生功労賞に選出されました。
授賞式の様子
2024年3月5日には、授賞式を行いました。3名（組）の受賞者は、吉岡恵美子副学長から、賞状と賞金、記念品が授与されました。授賞式では、受賞者のご活躍を紹介する映像も披露され、それぞれの受賞者からメッセージをいただきました。また、キャンピングカー制作プロジェクトにご協力いただいた企業からもご出席いただき、参加した学生たちと喜びを分かち合っておられました。
受賞されたみなさん、おめでとうございます。今後ますますの御活躍をお祈り申し上げます。
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キャンピングカー制作プロジェクトメンバー -
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岸 映子さん -
ミロコマチコさん
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