[ゼミ報告]音をコンテンツ化 音の力で未来を変える小松ゼミ

小松ゼミは音フェチ集団。そもそも教員が音フェチなので、集う学生も必然的に音に興味があったり、音をキッカケにした面白い活動をしています。 
フィールドレコーディングに欠かせない録音機群
そもそも音とは何なのでしょうか。音楽や音声といった目立つ音が取り上げられていますが、小松ゼミではその背景に潜む目立たない音にも焦点を当てています。 
例えば、街中で音の散歩をすると、遠くから鳥の声や足元からは、川のせせらぎの音、街中のざわざわした音が聞こえてきます。 
鴨川に佇む小松ゼミ学生集団
一見無視されがちな環境の中に、人の心を強く揺さぶる要素が隠されているのです。それを紐解くために、小松ゼミでは定期的に学外に出て音のフィールドワークを行っています。 

環境音が豊富な京都の地の利を生かして、宝が池や鴨川、京都タワーや京都駅といった公共空間にもみんなで出かけて行きます。 
そこで聞こえてくるのは、予想される音もあれば、予想されない音もあります。その予想されない音にこそ、世の中を変える力があるのではないかと、ゼミ生たちと活動しています。 
もちろん、学内でも音の響きはこと欠きません。 
学内体育館で卓球活動音を録音する様子
音の観察をしたり、音の録音をしたりする活動は、最終的にサウンドデザインの基礎となる要素を持ち合わせています。 
小松が手がけた仕事としては、京都タワーや京都国際マンガミュージアムといった公共空間の音をデザインしています。人と音の関係性を実験心理学の立場からひもといています。 
毎年七夕の時期に京都タワー展望室で演奏する小松の姿

小松 正史 KOMATSU Masafumi

メディア表現学部教員
専門分野:音環境デザイン / サウンドスケープ論

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京都精華大学 広報グループ

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