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人間環境デザインプログラム教員のウスビ・サコによる「毎日小学生新聞」連載コラムの、第19回目が掲載

人間環境デザインプログラム教員で全学研究機構長のウスビ・サコによる、連載コラム記事「サコ先生のなんでやねん」の第19回目が、10月8日(日)に発行された毎日新聞社「毎日小学生新聞」の一面に掲載されました。
 
連載19回目のタイトルは、「運動会で何を得るか」。
サコは、日本と故郷・マリ共和国で行われる“運動する行事”を比較。日本では学校教育の一環として「運動会」を開催し、幼少期から「他者との協調性」を育むことを尊重します。一方、アフリカの多くの国では地域の有志らが企画し、老若男女がそれぞれ得意な種目で自分の力を発揮して、「個人の成長」に繋げていると紹介しました。
サコは、勝敗よりも、地域コミュニティーや親子の繋がりを確認することに重点を置いている日本の運動会を「平和的な暮らしの基礎になっている」としながら、順位を決めない運動会には「見直す時期が来ている」と持論を展開。協調性を育むと同時に適度な競争を経験することは、「グローバル社会で生きるための“競争”と“共創”を知る場になるはず」と説明し、「競い合う相手は敵ではなく、一緒に成長する仲間。楽しく競争にチャレンジしよう」と鼓舞しました。
今回の連載記事の挿絵は、京都精華大学マンガ学部カートゥーンコース3年生のチョン・フェユンさんが担当しています。
「毎日小学生新聞」は、1936年に創刊した、日本で最も歴史のある小学生向けの日刊紙です。これまでマンガ家の手塚治虫氏や松本零士氏など、著名な作家や文化人が数多く執筆してきました。
 
ウスビ・サコの連載は、毎月第2週の日曜日に掲載される予定です。ぜひ続けてお読みください。

ウスビ・サコ  Oussouby SACKO

人間環境デザインプログラム教員、全学研究機構長、アフリカ・アジア現代文化研究センター長、情報館長  
1966年アフリカ・マリ共和国生まれ。 2001年に京都精華大学人文学部教員に着任。2013年から人文学部学部長を務めたのち、2018年4月から2022年3月まで京都精華大学学長を務める。専門は空間人類学。著書に『アフリカ出身 サコ学長、日本を語る』『ウスビ・サコの「まだ、空気読めません」』『「これからの世界」を生きる君に伝えたいこと』など。

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