京都精華大学 教育後援会 Kyoto Seika University Parents Association

ABOUT US

私たちについて

京都精華大学教育後援会は、本学在学生の保護者で構成される組織です。大学と保護者を結び、在学生の状況や大学の事業について、情報を交換し理解を深めるために1972年に設けられました。大学の教育方針に即して教育事業を援助し、会員相互、および会員と大学教職員との親睦をはかる活動を行っております。

メッセージ

2024年度 京都精華大学教育後援会会長
塩路 有紀

京都精華大学教育後援会会長の塩路有紀と申します。
今年度から本学へご入学されました新入生並びに保護者の皆様、誠におめでとうございます。
教育後援会は、保護者の皆様と大学を繋ぎ、大学の事業や在学生の状況について理解を深めるために設置され、「教育事業への援助活動」と「会員相互の親睦を図る」ことを目的として、奨学金充実、キャリア支援の活動の賛助、食環境の充実等様々な支援活動を行っています。
昨年度は学内環境の設備支援で、足元灯の設置、食堂2階トイレの改修、キャリア支援活動への賛助等行いました。
また、今年1月に発生した能登半島地震で、被災した学生を支援するために寄付をしました。
今年度も、学生の力になれるように、サポートをしていきます。学生たちのより良い教育環境向上のために、教育後援会活動へのご理解とご協力を賜りたくお願い申し上げます。

京都精華大学学長
澤田 昌人

京都精華大学学長の澤田昌人です。今年も多くの新入生が本学のキャンパスに集うことになりました。2020年の初頭から続いていた感染症による大学生活の制限はなくなり、昨年秋には久しぶりに全面的に対面で学園祭を行うことができました。新入生の皆さんが在学生や教職員との交流を深めながら、コロナ禍後の本学の新しいページを記してくれることと期待しています。
先ほど「京都精華大学展2024-卒業・修了発表展-」も盛大に行われ、多くの方に卒業生、修了生の素晴らしい成果を見ていただきました。
多くの新入生は、新しい生活がもたらしてくれるものに期待しながらも、少なからず不安を感じていると思います。保護者の皆様におかれましても、お子さま方のこれからの生活に同様な期待と不安を抱いておられるのではないでしょうか。
私たちの京都精華大学は、学生と教職員との距離が「近い」とよく言われます。私たち教職員も、学生の成長を支援するとともに自らも成長できることに喜びとやりがいを感じております。本学では教職員が学生一人一人に心配りをしながら、学修面、生活面での援助と励ましを心がけています。これは本学発足以来受け継がれてきた伝統であり、教職員一同はこれを誇りに思っております。お子さまについて心配なこと、気になったことがございましたら、教職員に遠慮なくご相談ください。
学生生活は教室や実習室での勉学にとどまるものではありません。同年代の人びとと関係を作り友情を育む中で、お互いに有益な影響を与えることも非常に大切です。本学で学ぶ留学生も多く、国境を超えた相互理解が進むこともあると思います。
本学は保護者の方々と力を合わせて、学生の成長を目指して努力していくつもりです。今後とも本学の教育活動へのご理解とご協力をお願い申し上げます。

国際文化学部長
山田 創平

~求められる、新たな「力」~
私たちは日々他者と出会います。その出会いの中で私たちは他者を理解し、自らを理解します。その営みは私たちに、新たな思考や価値観、認識をもたらすことになるでしょう。
100年前の社会では、出会う可能性のある他者は限られていました。しかし私たちは現在、地球の裏側に住む人々と、いとも簡単に「出会う」ことができます。これはかつて人類が経験したことのない、新しい世界のあり方です。
これからの世界を生きる皆さんには、他者を想像し、理解し、その経験を通して自己理解をもまた深める「新たな」力が必要です。その力は「まったき他者」と出会い、とまどい、思考する中で獲得されます。国際文化学部は皆さんの葛藤を受け止める、いわば大きな器です。自由に、ラディカルに、そして丁寧に自らの学びを深めてほしいと思います。

 

メディア表現学部長
吉川 昌孝

~「新しい価値」をつくる学部~
IoTで「あらゆるものがメディアになる」時代。テレビやスマホに加え、家電や乗り物も情報を運ぶメディアになります。こうした動きは、新たなコンテンツやサービスをたくさん生みだし、私たちの暮らしや社会を大きく変えていくでしょう。
メディア表現学部は、そんな新しい時代をリードする人を育てます。全員が最新のテクノロジーを活用するためのプログラミングを必修で学び、社会への接続力を高めるための企業と連携する授業も何度か必修で行います。これまでにない映像コンテンツを制作してエンターテインメント界に革命を起こすもよし、SDGsの達成に貢献するソーシャルサービスを構築するのもよし。メディアを活用し、人や社会を変える「新しい価値」をつくることを、メディア表現学部は目指します。

芸術学部長
北野 裕之

~表現が持つ力~
芸術が持つ表現の力は様々な分野に求められています。その根底にあるのは表現を可能にする、自由な発想する力、創造する力です。では、自分の表現とは何か、芸術学部の学生はこの問いに向かって常に何かに向き合っていくでしょう。
芸術学部では、表現したいテーマ、使いたい素材、表現を支える様々な技術・技法、など無数にある選択肢から経験を重ね、自分にあった表現を見つけ、オリジナリティある自分だけの表現を生み出します。そのようなオリジナリティある「自分だけの表現」には力があります、何かを変えていく力、進めていく力、これからを作っていく力。そのような「表現が持つ力」、はこれからの時代に希望を与えてくれるのではないでしょうか。つまり表現を通じて得た自由な発想は大きな可能性を持ち、今後の社会と向き合う力として、様々な分野で活躍する人間に成長いていってくれると信じています。

デザイン学部長
森原 規行

~デザインの可能性~
近年、デザインという言葉は世間に広く浸透しています。ポスター、パッケージ、動画、Web、ゲーム、工業製品、家具、建築など、”モノ”をうみだす行為に加え、現在ではユーザー体験、コミュニケーション、サービスなど、新しい”コト”を創る行為にも使われています。また、デザインを行う際のプロセスや考え方をデザイン思考と呼び、新しい可能性をうみだす思考法としても使われています。このように、デザインは物事を創造したり整理する大切な手段として様々な場面で活用されています。
デザイン学部では、デザインの基礎教育から個人の方向性に合った応用教育を行っています。そして、新たな領域で活用するデザインの可能性を研究し、教育に活かしています。

マンガ学部長
下村 浩一

~マンガの未来に向けて~
マンガやアニメは日本を代表するメディア芸術であり、言語や文化の壁を越えて世界中で愛されています。近年はテクノロジーの進化に伴い、マンガやアニメーションを取り巻く環境、作品形態や配信方式、制作環境は変化しており、さらなる可能性を秘めていると考えられます。
大学では多彩なカリキュラムを通して制作技術を学びますが、既存の形式にとらわれ過ぎず、創造性と表現力を重視し、独自の作品を生み出す力を身につける事が大事です。すでに無数のマンガ、アニメ作品が存在し、多くの物語が創作されていますが、まだ無限に物語は眠っていて、誰かが作品として形にしてくれるのを待っているはずです。
新たな表現方法やストーリーテリングの可能性を探求し、未来のマンガやアニメーションの創造に挑戦してほしいと願っています。

概要

教育後援会の会則では以下のように定められています。

目的

本学の教育理念に賛同し、その一層の発展を後援すること

事業

現代における青年の問題・大学教育の問題等について理解を深め、意見を交換するための諸事業を行うこと
教育内容の充実・向上をはかり、教育環境の改善に努めること

京都精華大学教育後援会会則 KSU Parents Association Regulations

主な活動

役員会

教育講演会の事業や予算などについて審議します。大学側関係者も出席します。

総会

年1回、後援会の運営のための予決算や事業内容について審議する総会を開催しています。

教育懇談会

大学の教職員と保護者のみなさまとの懇談会を開いています。指導教員との面談(任意)では、学生の学修状況などについて相談もできます。近年は進路に関する講演会も好評を得ています。

懇親事業

年1回、会員同士の親睦を深めていただく目的で講演会や見学会を開催しています。近年は京都の文化・芸術に関するテーマで実施しております。

  • 2022年度日置美緒氏(漆芸家、修復師、ジュエリーアーティスト)
    「金継ぎー受け継いでいく物と想いー」(オンライン動画配信)
  • 2021年度平井恭子氏(佐藤木版画工房 摺師)
    「過去と未来をつなぐということ - 現代に生き続ける伝統木版画 -」(オンライン動画配信)
  • 2019年度山田悦子氏 (山田繊維株式会社 / むす美 広報)
    「日本人の知恵と心と美意識が育てた“ふろしき文化”」
  • 2018年度大西巧氏(近江手造り和ろうそく大與四代目、 和ろうそく職人)
    「日本の文化と暮らしを灯す 和ろうそくの世界」
  • 2017年度竹中健司氏(竹中木版五代目摺師、木版画作家、竹笹堂代表取締役兼クリエイティブディレクター)
    「伝統木版画の表現力と可能性―浮世絵からアニメまで―」
  • 2016年度山本晃久氏(山本合金製作所」五代目、鏡師)
    「最後の“鏡師”が伝える伝統と文化」
  • 2015年度太田 達氏(有職菓子御調進所「老松」)
    「菓子にみる伝統文化」
  • 2014年度吉田孝次郎氏(祇園祭山鉾連合会理事長)
    「祇園御霊会と山鉾風流」

会員特典

会員のみなさまには、以下の特典もあります。

情報館の利用証発行無料※

図書 / 雑誌の貸出、映像資料の視聴、PC利用などのサービスが在学生同様に受けられます。※現在は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、行っておりません。

公開講座ガーデンの受講料半額

版画などのものづくり体験から美術史などの座学まで、多様な講座を開講していますので、ぜひご参加ください。

公開講座ガーデンについて