今福龍太

近代とは「大陸」の原理が世界を覆い尽くしてゆく過程でした。
国家、領土、法、教育、市場経済といった社会制度はすべて、
排他的所有と合理性にもとづく大陸原理の産物です。
世界を支配してきたこれらの制度が人間の日々の幸福から離反してしまったいま、
「群島」のヴィジョンがあらたな可能性をもった生き方の倫理として浮上しています。
私たちの世界像を〈群島〉として再創造する試み、『群島─世界論』のエッセンスを、
具体的な「島」のイメージに寄り添いながら語ります。

★本講演会は本学ギャラリーフロールで開催する「高見島─京都:日常の果て」と連携して、2部構成で行われます。
第1部:今福龍太氏による講演会
第2部:同時開催の「高見島─京都:日常の果て」展に関連した、芸術学部教員との「島」をめぐるトーク

【関連展覧会】高見島─京都:日常の果て
2017年6月16日(金)~7月15日(土)会場:京都精華大学ギャラリーフロール
休館日:毎週日曜日※6/18(日)は開館/入館無料
http://www.kyoto-seika.ac.jp/fleur/past/2017/0616takamishima/index.php

  • 日時:
    2017年7月14日(金)15:00 ~ 17:00
今福龍太

講師:今福龍太

いまふく・りゅうた●1955年生まれ。文化人類学者・批評家。東京外国語大学大学院教授。サンパウロ・カトリック大学客員教授として偶景論のセミナーを随時担当。群島に遊動的な学びの場の創造を求めて2002年より巡礼型の野外学舎〈奄美自由大学〉を主宰。著書に『ブラジルのホモ・ルーデンス』(月曜社)、『ミニマ・グラシア』『薄墨色の文法』『ジェロニモたちの方舟』(以上、岩波書店)、『レヴィ=ストロース 夜と音楽』(みすず書房)、『書物変身譚』(新潮社)、『わたしたちは難破者である』『わたしたちは砂粒に還る』(以上、河出書房新社)など。本年『ヘンリー・ソロー 野生の学舎』(みすず書房)により第68回讀売文学賞受賞。2017年3月に『クレオール主義』、『群島─世界論』を柱とした新編集のアンソロジー『今福龍太コレクション〈パルティータ〉』(全5巻、水声社)の刊行がスタートした。

2017年【前期】ゲスト一覧

6月15日
黒沢 清(映画監督)
7月14日
今福龍太(文化人類学者)
  • 京都精華大学の開学した1968年から行われているトークイベントです。予約不要、入場無料。

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  • 美術家、写真家、小説家、マンガ家、デザイナー、映画監督、ミュージシャンなど、さまざまな分野で活躍する方をお招きしています。

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