人間環境デザインプログラムによくいただく質問に、学科の教員が回答しました。「興味はあるけれど、何から調べればよいかわからない」「先生に聞きたいことがある」など、まだ迷っている人から、志望コースが決まっている人までおすすめの内容です。
質問に回答した教員
人間環境デザインプログラムに寄せられた質問
-
- なぜ「学部」ではなく「プログラム」なんですか?
-
学部では各専門分野を学ぶ体系的なカリキュラムを構築しています。複雑化する社会において「人間環境デザイン」を学ぶには、さまざまな領域を横断するプログラム形式がふさわしいと考えています。
-
- 大卒の資格は取れますか?
-
はい、もちろん取れます。学士(芸術)が取れます。
-
- マンガ学部の授業も受けられますか?
-
はい。決められた範囲内で受講することが可能です。マンガ学部など、他学部の学生と同じ授業で、コミュニケーションをとりながら受講することで、新しい視点を身につけることができます。
-
- 何年生が一番忙しいですか?
-
1~2年生は必修科目が多いため忙しくなります。学年が進むと選択授業が増えていきます。
-
- 大学のパンフレットに「国内や海外のあらゆるフィールドへ実際に足を運び調査活動を行う」とあったのですが、「フィールド」とはどういう意味ですか?どこに行って、どんなことをしますか?
-
フィールドとは、直訳すると「現場」のことです。フィールドワークとは「現場で調査・研究する」ということ。どの現場で学ぶのかは、自分の研究したいテーマに合わせて選ぶことができます。海外は、大学の提携先など複数の選択肢から選ぶことができます。日本については、より細かい場所から選択することが可能です。今の時点でどこに行ったらいいか分からないという人も、1年生からの授業を通じて、ゆっくり考える機会がありますので安心してください。
-
- 授業ではどんな課題がでるのでしょうか?
-
1〜4年生に進級するごとに課題の内容は変化していきます。まず1年生では、観察する力を身につけます。「環境」にまつわる基本的な知識を身につけ、簡単な企画の提案に挑戦します。2年生以降は、制作技術も身につけていきます。自分のテーマを見つけて、より本格的な企画の立案にも挑戦します。
-
- 専門の設備はありますか?
-
専用の教室と座席はあります。木工室や写真スタジオのような工房も利用することができます。
-
- 建築コースの学生とどのくらい交流がありますか?
-
建築士の資格をとる場合は、建築コースの学生と一緒に資格に必要な授業を履修します。他にも実技実習など、建築コースの学生と一緒に学ぶ機会は多く予定しています。
-
- 町家の再生に興味がある場合は、人間環境デザインプログラムと、建築コースのどちらを選べばよいのでしょうか?
-
町家をどのように再生したいでしょうか。町家を建て直すのであれば建築コースが良いと思います。町家を地域のコミュニティとして活性化させるための企画を考えるのであれば、人間環境デザインプログラムが適しているでしょう。
-
- 最近、コンビニでレジ袋がもらえなくなったりして、環境問題のことを知りたいと思い始めました。環境問題について学ぶことはできるでしょうか?
-
身近な問題から環境問題を考えるのはとても良いことですね。人間環境デザインプログラムでは、環境問題を切り口に学ぶことができます。これからも身近な気になる問題を掘り下げていきましょう。
-
- 高校でデザイン的な勉強をしていなくても大丈夫ですか?
-
はい。大丈夫です。必要な技術は大学入学後に身につけることができますので、安心してください。
-
- 先生たちはふだん、どんな研究をしているのですか?
-
サコ:空間と人間環境を研究しています。最近は特に過疎地のコミュニティの活性化に取り組んでいます。河井:京都の環境、都市と環境について研究しています。
-
- 卒業後どんな仕事ができますか?就職先が気になります。
-
環境を考える仕事はたくさんあります。建築士や設計事務所はもちろん、まちづくりに関わる仕事や、コミュニティの再生に関わる仕事、行政などの公的な仕事、コンサルタントに関わる仕事など、専門知識を使って働くことができるでしょう。一般企業でも自分たちの働く場や外部の人たちとコミュニケーションをとる為の場所等、様々な「環境づくり」のニーズがありますから、環境づくりの専門家の活躍する場はたくさんあります。そもそも建物や場所といった何かの環境を作るとき、設計者や施工者だけでなく、注文する側にも環境に対する知識知見がなければ良い環境はできません。ですから人間環境デザインで学んだ事は非常に多くの場面で活用できるといえます。