芸術研究科 博士前期課程 科目構成(内容は2013年度のものです)

芸術研究科博士前期課程の教育課程は、「芸術理論特講」「表現領域特講」からなる専門特講科目があり、
ここで芸術・美術の歴史や批評を学びます。
専門研究科目には「芸術研究」が用意されており、修士制作・論文の完成に向けて、
プランニングから制作指導、ディスカッションなど、実践的なカリキュラムで構成されています。

専門特講科目

芸術理論特講

「美術批評とは何か」
美術批評の発生期である18世紀のフランスから現代に至るまでの歴史を概観した上で、あらためて美術批評を問う。批評とは作品や作家に対してどのような意味を持つのか。作品や作家は批評から何を受け取るのかなど、ゲスト講師によるレクチャーや教員とのディスカッションを通して、多角的に考察する。

表現領域特講1

「芸術哲学入門」
美や芸術は感じるものであるという常識を打破し、授業は徹底的なディスカッションから始める。言葉で考え哲学的に研究する態度を修得する。

表現領域特講2

「西洋美術とその外部文化交渉のなかの表現」
19世紀以降の西欧の造形美術と非西洋世界との交渉に着目し、両者の理念の違いから、いかなる葛藤が生まれ、どのような結果にたどり着いたのかを批判的に検証する。過去から学ぶことで、グローバル化が謳われる21世紀の可能性・方向性を探り、各自が現代を切り拓いていく視点を養う。

表現領域特講3

「芸術創造環境の理論と実践」
知的財産法などの法的なルールと芸術表現の関わりを学ぶとともに、創作活動を継続させていく環境づくりについても考察する。

表現領域特講4

「現代社会におけるアートの可能性」
1990年以降から現代までに至るアート表現の動向を、デザイン、建築なども含めて学ぶ。また、キュレーションについても体験を通じて理解する。

専門研究科目

芸術研究1

「年間制作計画と作品研究、参考文献講読」
さまざまな専門分野における基礎を学ぶ。たとえば映像分野の授業では、ビデオアート研究、メディアアート研究を通し、映像・インスタレーションの歴史や海外アーティストの作品に触れていく。授業は日本語で行われるが、テキスト類はすべて英語で表記。海外の文献を読み解く力も身につく。

芸術研究2

「M1展に向けた制作・小論文の制作発表」
年度末の展覧会に向け、個別指導、個人制作を中心に進行する。テキスト講読や討論、プレゼンやレポートも課され、問題を共有し互いに高めあうなかでよりよい制作を目指す。

芸術研究3

「修士制作における具体的なプランニング」
各自の研究テーマ、制作の参考になる事例研究や理論研究の参考文献の講読を行う。修了研究、制作のスケジュールを確定し各自で進めつつ、討論、プレゼン等でアドバイスと刺激を与えあう。

芸術研究4

「修士制作作品・論文の完成・発表」
修了研究、制作の構想をより明確化し、完成度を高めることを目指す。個と作品の関係、作品の成立と社会との関係を考えるための文献講読も併行し、専門領域の見識も高める。

芸術研究科 博士後期課程 科目構成

表現研究計画演習

文献講読や自らの作品分析、研究に関する発表と、個々の研究範囲と研究テーマに応じて面談を重ね、博士後期課程における研究計画を立案する。

表現総合研究1

学生の研究領域のテーマに応じ、主指導教員と副指導教員が分担または合同で指導を行う。

表現総合研究2

「表現総合研究1」における研究成果を踏まえ、さらに高度な総合的芸術表現を追究するための研究を行う。

表現総合研究3

主指導教員、副指導教員とともに、「表現総合研究1」および「表現総合研究2」における研究成果を踏まえ、制作・研究の集大成を行う。

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