11/21[水]シアターアセンブリー エルメス製作ドキュメンタリー映画『ハート&クラフト』

さまざまなジャンルからゲストを招き、生の声を聴く公開トークイベント、アセンブリーアワー講演会。今回は普段と少し趣を変えた特別編として、映画上映会とトークイベント形式の「シアターアセンブリー」を開催します。

映画上映終了後、エルメスジャポン代表取締役社長の有賀昌男氏と、『エルメスの道』の作者でもあるマンガ学部の竹宮恵子によるトークイベントを開催。 ドキュメンタリー映画『ハート&クラフト』から見えてくるもの、そしてエルメスが世界中の人を魅了してきた原点は何であるかを、二人の視点から語っていただきます。

上映作品 エルメス製作ドキュメンタリー映画
『ハート&クラフト』
監督:フレデリック・ラフォン&イザベル・デュピュイ=シャヴァナ/
2011/フランス/フランス語/カラー/ビデオ/47分
トーク
イベント
有賀 昌男(エルメスジャポン代表取締役社長)
竹宮 恵子(京都精華大学マンガ学部 教授)
日時 2012年11月21日(水)18:00~19:30
※通常のアセンブリーアワー講演会と曜日・時間が異なりますので
ご注意ください。

作品解説

1837年、パリの馬具工房として誕生したエルメス。その根幹を支えるのはいつの時代も職人だった。二人の監督はパリからアルデンヌ地方、リヨン、ロレーヌ地方――フランスにある四つのエルメスの工房を訪ねて回り、そこに響き渡る皮革やクリスタル、シルクの音と職人たちの言葉、そして彼らの沈黙をもとらえる。職人の技術と所作を観察する視線は、彼らの沈黙のなかに潜む生命の輝き、情熱、プライドを静かに解き放っていく。

監督からのコメント

フレデリック・ラフォン | Frédéric Laffont

子供のころ地理の授業で地図をなぞって写したようなやり方で、エルメスの輪郭を描き出そうとはしませんでした。最初はトレーシングペーパーもカメラも持たず、アトリエの職人たちにただ会いにいったのです。彼らの仕草、言葉、顔つき、そして手が、私たちを導いてくれました。道は、私たちの通ったあとにできていました。
ほどなく二人の意見が一致し、できるだけ控えめな方法で撮ろうということになりました。
まず職人たちの工房で、彼らの仕事にできるだけ密着して撮影します。
次に職人たちを工房の外に連れ出し、その言葉を拾い集めるのです。

イザベル・デュピュイ=シャバナ | Isabelle Dupuy-Chavanat

なによりもまず、これはものたちについての映画ではなく、職人たちの映画です。ものは職人たちの情熱の証です。職人たちは仕事をこよなく愛しています。なぜなら自分たちの仕事の価値をあらゆる視点から完璧に理解しているからです。職人の誇りというものを、その本来の意味で的確に把握しています。それはひとつのものづくりを爪の先まで完全に体得しているという誇りです。

協力:エルメスジャポン