■「ドイツ短編映画特集:クルツ・ウント・グート3」 [C]「ここかしこ」作品解説

  • ソファー / Sofa

  • (ドイツ、2001、35mm、ドルビーSR、セリフなし、3分)
    監督・脚本・撮影・編集・アニメーション・制作:ヘ・クン・ジュン Hyekung Jung
    音楽:アンドレアス・ハイザー
    あらすじ:隣り合わせの部屋に置かれたソファーの上で起きる出来事を、同時に、二つの画面を並べて描く。猫と暮らす女性、そして男性。壁は世界を分断できるのか。
    ヘ・クン・ジュン:1970年ソウルに生まれる。1996年から2003年まで、カッセル芸術大学でアニメーションを学ぶ。2003年から2004年、カッセル芸術大学のビジュアル・コミュニケーション学科マスタークラスで学ぶ。
    フィルモグラフィー:「魚男と鳥女」(2003)、「線を引く」(2005/2006)
  • ジャム・セッション / Jam Session

  • (ドイツ、2005、35mm、ドルビーSR、カラー、10分)
    監督・撮影・アニメーション:イザベラ・プルチンスカ Izabela Plucinska
    脚本:イザベラ・プルチンスカ、ユスティナ・セレダ
    編集:ディルク・シュライヤー
    音楽:ラズ・ドゥワ・トルジ
    制作:バーベルスベルク映画・テレビ大学
    あらすじ:中年の夫婦テレサとヴィクトールの家はジャズクラブの真向かいにある。音楽で二人は寝られない。クラブの騒音と音楽は、二人にとってちょうど良い気晴らしかもしれない。
    イザベラ・プルチンスカ:1974年ポーランドに生まれる。ウッジ芸術大学とバーベルスベルク映画・テレビ大学で学ぶ。
    フィルモグラフィー:「裏庭」(1999)、「反対側で」(2002)、「朝食」(2006)、「あと7分」(2008)、「マラソン」(2008)
  • 景色付きの窓 / Fenster mit Aussicht

  • (ドイツ、2001、35mm、ドルビーSR、カラー、9分)
    監督・脚本:ヴェラ・ラリュコ Vera Lalyko
    編集:ゲリット・ルーカス
    撮影:トーマス・ミュラー
    アニメーション:ヴェラ・ラリュコ、ウルテ・ツィントラー、ゲロ・シュリアカンプ
    音楽:オスカー・ザラ
    制作:ケルン・メディアアート・アカデミー
    あらすじ:古いカーテンに飽きた?何年も変わらない悲しい風景?それとはもうお別れ!技術の進歩は次から次へと快適さを提供。錯覚を起こす窓ガラス - これこそ未来の窓!
    ヴェラ・ラリュコ:ケルン・メディアアート・アカデミーで学ぶ。1998年以降、フリーのアニメーション作家として、ミュジック・クリップ、コマーシャル、テレビのシリーズやインターネット・プロジェクトで活動。
    フィルモグラフィー:「The Super-Crooks」(1998)、「遊歩道」(2005)
  • 白 / weiss

  • (ドイツ、2006、Beta SP、ステレオ、白黒、5分)
    監督・脚本・撮影・編集・アニメーション・制作:フロリアン・グローリッヒ Florian Grolig
    音楽:トビアス・ベーム
    あらすじ:「白」の奥深くでは、単調が支配している。ある定義によれば、空間は妨害するコンタクトの欠如である。しかし完全な停止は死である。
    フロリアン・グローリッヒ:1980年生まれ。演劇、映画、メディアを専攻。2002年、カッセル芸術大学でアニメーションとニュー・メディアを学び始める。以後、アニメーションおよび実写のフィルムを制作。
    フィルモグラフィー:「落下傘なしの落下」(2003)、「[]」(2004)、「座っていれば倒れる危険から守られる」(2005)、「メカニックな人形陳列館」(2006)
  • ゲロルトの場所はない / Kein Platz für Gerold

  • (ドイツ、2006、35mm、ドルビー・ステレオ、カラー、5分)
    監督・脚本・撮影・編集:ダニエル・ノッケ Daniel Nocke
    音楽:フロリアン・スタジオ
    制作:トーマス=マイヤー・ヘルマン
    あらすじ:ワニのゲロルトは10年間住んだ共同生活から投げ出されることになる。新しい居住者ウシカモシカのエレンがこれに関わっているのか。陰謀か、それとも?かつての自由奔放な時代はもはや思い出の中にしかない。
    ダニエル・ノッケ:バーデン=ヴュルテンベルク・フィルムアカデミーで学び、フリーのアニメーション作家、脚本家として活動。ハンブルク在住。
    フィルモグラフィー(抜粋):「ああ、子どもたち」(1994)、「漁師の未亡人」(1996)、「鞭のマイスター」(1997/98)、「昨日の雪」(1999)
  • 日曜日1 / Sonntag 1

  • (ドイツ、2005、35mm、ドルビーSR、カラー、6分)
    監督・撮影・編集・アニメーション・音楽:ヨッヘン・クーン Jochen Kuhn
    脚本:オラフ・メッツラー
    制作:ヨッヘン・クーン映像プロダクション
    あらすじ:日曜日の遠足シリーズ第1部。「日曜日1」では、ゆっくりと歩く人にしたがって朝の町を歩き、驚くべきことを見つける。
    ヨッヘン・クーン:1975年から1980年、ハンブルクで芸術を学ぶ。1988・89年はヴィラ・マッシモ奨学金を獲得。1991年以降、バーデン=ヴュルテンベルク・フィルムアカデミーの教授。ドイツ芸術アカデミーおよびドイツ・フィルムアカデミー会員。ドイツ映画賞受賞
    フィルモグラフィー(抜粋):「メモ」(1992-94)、「ヨーヨー」(1992)、「ハリネズミの声」(1994)、「最近1-5」(1999-2004)、「出口」(2008)
  • Fallen落下 / Fallen

  • (ドイツ、2004、35mm、ドルビー・デジタル、カラー、6分)
    監督・脚本・撮影・編集:ペーター・カーボット Peter Kaboth
    アニメーション:ペーター・カーボット、マリア・スピルコ
    音楽:ルードヴィヒ・ゲッツ、カールステン・ショイネマン
    制作:ペーター・カーボット
    あらすじ:二人の人間が屋根から落ちる。物語は、予想される出来事が起きる場所に集まる人々を題材にしている。
    ペーター・カーボット:バーベルスベルク映画・テレビ大学とケルン・メディアアート・アカデミーで学ぶ。コマーシャルフィルムや特殊効果の分野で、いろいろなプロダクションの仕事をしている。劇場公開映画「リッシーと荒れ狂う皇帝」のアニメーションを担当。
    フィルモグラフィー:「リッシーと荒れ狂う皇帝」(2007)(アニメーション部分担当)
  • いかだ / Das Floß

  • (ドイツ、2004、35mm、ドルビー・デジタル、カラー、10分)
    監督・脚本:ヤン・テューリング Jan Thüring
    編集:トーマス・ベルクマン
    撮影:ヴォルフガング・ヴァムバッハ
    アニメーション:ヤン・テューリング、ハイコ・シェルム
    音楽:マリウス・ランゲ
    制作:バーデン=ヴュルテンベルク・フィルムアカデミー
    あらすじ:激しい嵐のあと、船乗りのマーティーとエルネストはいかだに乗って漂流している。二人はともに生き残るために戦うが、一匹の小さな魚を捕らえたとき、真の友情とは何かが明らかになる。
    ヤン・テューリング:1971年生まれ。高校卒業後、様々なインターンシップ、助手を経て、クレーフェルトでビジュアル・コミュニケーションを学び、さらにバーデン=ヴュルテンベルク・フィルムアカデミーで学ぶ。2004年以降、フリーで活動。
    フィルモグラフィー:「ブラインド・デート」(1996)、「サービス」(1997)、「最後のもの」(1998)、「黒」(1998)、「終着駅:楽園」(2000)
  • Bildfenster/Fensterbilder窓の絵 / Bildfenster/Fensterbilder

  • (ドイツ、2007、35mm、ドルビーDTS、白黒、6分)
    監督・脚本・撮影・アニメーション・制作:ベルト・ゴットシャルク Bert Gottschalk
    編集:ルディ・ツィーグルマイヤー
    音楽:フランツ・シューベルト
    あらすじ:8mmフィルムの一コマ映像が、ある大都会の家並みの窓に対置される。
    ベルト・ゴットシャルク:1972年ポツダムに生まれる。1991年から1999年までバーベルスベルク映画・テレビ大学で学ぶ。2001年以降、ストーリーボーダー、イラストレーター、アニメーターとして活動。
    フィルモグラフィー:「だるい日曜日の午後」(1999)、「スリッパのヒーロー」(2003/2004)、「神罰」(2004)
  • メッセージ / The Message

  • (ドイツ、2000、35mm、ステレオ、カラー、6分)
    監督:ライムント・クルメ Raimund Krumme
    脚本:ハインツ・ブーザート
    編集:ライムント・クルメ、ヘルエィス・アルブレヒト、ザラ・アルブレヒト、クリス・ファン・アスペン、ジョン・フォーク、エルケ・シュテッセル、アイギュン・フェルカー
    撮影:ハインツ・ブーザート
    アニメーション:ライムント・クルメ、ヘルエィス・アルブレヒト、ザラ・アルブレヒト、クリス・ファン・アスペン、ジョン・フォーク、エルケ・シュテッセル、アイギュン・フェルカー
    音楽:ライナルト・ハーン
    制作:ライムント・クルメ&ハインツ・ブーザート
    あらすじ:「彼が戻ってきた!」というメッセージが伝えられていく。メッセージを受け取る人、さらに伝える人によって、メッセージそのものの性格が変わっていく。メッセージの解釈をめぐって、論争が起きてしまう。
    ライムント・クルメ:1950年生まれ。1970年から75年までベルリン芸術大学で学ぶ。1976年から82年までブラウンシュヴァイク芸術大学で教鞭をとる。1980年からは自分のアニメーション制作会社を設立。1994年からはアメリカのマーケット向けのコマーシャルフィルムの監督、アニメーターとして活動。2002年は中部ドイツテレビアカデミーの講師。
    フィルモグラフィー(抜粋):「パズル」(1982)、「そしてイスは窓を通り抜けて飛んでいく」(1984)、「綱渡り」(1986)、「観客」(1989)、「通路」(1994)、「囚人の合唱団」(2003)
  • クエルクス / Quercus

  • (ドイツ、2004、35mm、ステレオ、白黒+カラー、12分)
    監督・脚本・編集・アニメーション:ヴーク・イェヴレモヴィッチ Vuk Jevremovic
    撮影:ベルント・ヴァイトナー
    音楽:セバスティアン・セスタン
    制作:カンヴァス・プロダクション
    あらすじ:樹齢2000年の樫の木が自分の生涯を語る。
    ヴーク・イェヴレモヴィッチ:1959年生まれ。ベオグラードで建築を学び、ミュンヘン芸術大学で造形芸術を学ぶ。「クエルクス」は6つ目の映画作品。
    フィルモグラフィー:「鎮まる風」(1996)、「パンサー」(1997/1998)、「日記」(2000)、「ティー・タトゥー」(2004)、「顔」(2002)、「目を閉じ息をするな」(2006)、「ルクス」(2007)
  • ミスター・シュヴァルツ、ミスター・ハーゼン、ミスター・ホルロッカー / Mr. Schwartz, Mr. Hazen & Mr. Horlocker

  • (ドイツ、2005、35mm、ステレオ、カラー、7分)
    監督・脚本・編集・撮影・アニメーション:シュテファン・ミュラー Stefan Müller
    音楽:シュテファン・ミュラー、シュテファン・ヴィンクラー、フランク・ナハティガル
    制作:ベースメントピクチャーズ
    あらすじ:アパートの騒音に悩まされたミスター・シュヴァルツは警察を呼ぶ。当初、警察は何もつきとめられないが、やがて不幸な偶然が重なり、最大のカオスが生じる。
    シュテファン・ミュラー:1974年リンブルクに生まれる。ヴィースバーデンの専門大学でコミュニケーション・デザインを学び、2002年から2004年までマドリード・コンプルテンセ大学で学ぶ。「ミスター・シュヴァルツ、ミスター・ハーゼン、ミスター・ホルロッカー」は卒業制作。
    フィルモグラフィー:「渋滞解消」(2005)、「Supersat」(2005)

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