「クリエイティブにとって一番大事な、
遊び心を学びました。」

Phan Dinh Anh Khoa | Vietnam
Founder & Producer
Zoom Communications
Visual communication design
2006 Graduate

1. 京都精華大学入学を選んだ理由は?

精華大学出身の先輩がいて、この大学はとにかく楽しいと聞きました。アートを勉強するには自由と楽しさは欠かせないものだと思います。実際、当時はあまり日本語はできなかったので、知人の話や大学のパンフレットなどから大学の雰囲気を感じ取りました。

2. 京都精華大学で学んだこと。

クリエイティブにとって一番大事な、遊び心を学びました。今は会社の経営者なので、それなりに責任もあるのですが、どんな仕事でも精華の遊び心は忘れないようにしています。そのおかげで政府や大企業といった、普通の人なら神経質になってしまうような仕事を受けても、それを楽しむことができます(笑)

3. 精華の魅力ってなんですか?

先生ですね、本当に優しかった。3年生の時に毎日広告デザイン賞をいただいたのは、先生が後ろに立って、生徒を前に出してくれていたおかげです。アルバイトも大変だったし、日本という親や兄弟もいない土地で、日常生活までサポートしてくれる先生の存在はとても大きなものでした。自然豊かなキャンパスからも大きな影響を受けました。ベトナムは熱帯なので、年間を通じて同じ景色です。しかし、日本では季節ごとにまったく異なる表情を見ることができます。ベトナムのデザイナーは秋のオレンジは表現できません、しかし私はできる。これはクリエイターにとってとても大きな違いですよね。

4. 日本での生活はどうですか?

寮で生活をしていたんですが、当時の留学生はあまり日本語が喋れなかったので、自分の国の料理を作って、交換して、片言の日本語で「ぼくの料理の味はどう?」って。当時、ベトナムではあまり外国人と交流することは少なかったので、様々な国のことを知って自分の中での「正解」が広がりました。寮での友達は今では世界中に住んでいますが、連絡を取り合っています。

5. 日本で働いてみた印象は?

やはり勤勉ですね。今はドイツの会社とやりとりをしていますが、日本で学んだ基礎があると、ドイツにも応用できるんです。しかし、勤勉すぎるところもあります。欧米の人は自由とリラックスの仕方を知っています。今、日本から少し離れたことで、日本の基礎教育と欧米の自由な表現、両方の良いところを組み合わせて仕事ができています。それは本当に楽しいですね。

6. これからやりたいこと。

私は日本で教育を受けて育ったんですけど、今は世界の企業から仕事を受けています。
とにかく安定はしたくありません。ある程度成功したら止まるんじゃなくて、ずっと上を目指して仕事をしていきたいです。

7. これから受験する留学生に一言メッセージ。

好きなことを精一杯にやってほしいです。写真なら写真、イラストならイラスト。大学っていうのは人生の中で一番努力するのに適している期間なので、精華大の環境を思いっきり使って好きなことを追求してほしいと思います。