第38回全国アビリンピックDTP部門にて デザイン学部卒業生が銀賞を受賞

2018 年 12 月 27 日

2018年11月2日~5日に沖縄県那覇市で開催された「第38回全国アビリンピック(全国障害者技能競技大会)」のDTP部門にて、2016年度デザイン学部グラフィックデザインコース卒業生 加藤らんさんが銀賞を受賞されました。

同大会の「アビリンピック」はアビリティ(能力)とオリンピックを合わせた造語です。15歳以上の障害のある方が、技能を互いに競い合うことで職業能力の向上を図るとともに、障害者に対する社会一般の理解を深め、障害者雇用の促進を図ることを目的に、昭和47年から開催されています。「DTP」種目の課題は、与えられたテーマを目的とするポスター広告物の制作です。今回は「沖縄の自然」をテーマに、女性向けの観光に使用するシンボルマークとチラシが課題となりました。審査では、規定の条件を守りながらデザインし、いかに効果的な作品を制作するかがポイントとなっています。

加藤さんは在学中から専門で学ぶデザインの力を活かし、自身の特性である聴覚障害について、困難をわかりやすく伝えるブログを運営するなど精力的に活動されていました。卒業制作では「見えない障害」の可視化に取り組み、周囲に聞こえにくいことを伝える缶バッジの制作を行いました。


<写真:加藤さんが運営するウェブサイト「でふわーるど」より。聴覚障害について、災害時や日常生活での実態を伝えています。>

卒業後はダイバーシティ推進活動の一環として障害のサポートが充実しているトランスコスモス株式会社に入社されました。所属するノーマライゼーション推進部では、多種多様な障害の理解が特に進んでいるそうです。加藤さんはメモ帳やパソコンテイク、手話通訳、音声認識などのツールを使って仕事の内容を確認しあいながら、ポスターやチラシ、イラスト等を制作し、現在はバナーを中心に、念願であったデザインのお仕事をされています。

最後に、加藤さんからコメントをいただきました。
「在学時はグラフィックデザインコースで、情報が受け手にどのように映り、どう受け止められるか、どう伝えればいいのかといった考え方を深く学びました。また、会社でもデザイナーとして働いていくうちに、どんなデザインであれば魅力的に映るのかを考える力が業務を通して鍛えられました。沢山の方にご指導いただき、様々な経験をさせていただいたからこそ、今回の受賞につながったのだと思います。今後もより良いデザインができるよう、頑張っていきたいと思います。」
今後ますますのご活躍を心よりお祈りしています!

・ダイバーシティの取り組み
京都精華大学では、学生・教員・職員をはじめとする全構成員が、互いの違いを通じて成長できる組織をめざしています。2017年には「ダイバーシティ推進センター」を設置し、学内環境の整備をはじめ、多様性に関する知識や理解を深める機会の促進等の活動を行っています。
https://www.kyoto-seika.ac.jp/about/diversity/

・障害学生支援
修学支援については、聴覚、視覚、発達障害など、さまざまな障害のある学生の支援を行う専門の部署「障害学生支援室」を設けています。
http://www.kyoto-seika.ac.jp/stu/advisement/s_support/

・デザイン学部
https://meets-seika.jp/edu/design

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