京表具講座

掛軸は書画を永く保存し、床に掛けるため裂地(きれじ)や紙で美しく着飾る「京表具」の一つのアイテムです。主役の本紙(書、絵などが描かれた紙)を引き立てるために、決してでしゃばらずかといって控えめで寡黙すぎてもいけません。表具には微妙なバランス感覚に基づく存在感が求められます。
この講座では、掛軸の数ある形式の中でもお茶席に用いられる「茶掛」に注目します。その約束事を学びながら、侘び・寂び・遊び心で書画にふさわしい掛軸を作り京表具の「飾る」楽しさを味わいます。
また、講師の掛軸制作工程を見学し、伝統工芸品「京表具」の技術と、歴史・特徴・文化的背景などについて学びます。京表具の基本的な技術を学びますので初心者の方もぜひご参加ください。

<制作品>
掛軸の大きさ:
・縦型 幅 30cm、高さ90cm 程度(本紙の向きが縦)
・横型 幅 40cm、高さ80cm 程度(本紙の向きが横)
本紙の大きさ:半紙サイズ 幅24.2cm 高さ33.3cm(縦横自由)
初日に本紙をご持参頂き、本紙にふさわしい裂地を選んで頂きます。
本紙は書画・和紙・薄い布など薄いものをお持ちください。
直接貼り込むため厚みのあるものは不可です。

※貼り込むことが可能かどうか確認のため、事前に本紙の内容をお知らせください。
※書画を準備出来ない方にはこちらで料紙など本紙にかわるものをご用意いたします。

  • 講師

    井上利彦(京表具伝統工芸士・表装一級技能士・一級建築士)
    関 修法(京表具伝統工芸士・表装一級技能士)
    佐藤徹弥(京表具伝統工芸士・表装一級技能士)
    京表具GARDENERS
  • 定員
    30名
  • 受講料
    8,000円 ※別途材料費4,000円
  • 日程
    全3回/土曜日/13:00~16:30
    ▶ 第1回 6月17日 意匠計画・本紙・裂地の肌裏打ち
    ▶ 第2回 6月24日 付回し・総裏打ち
    ▶ 第3回 7月1日  軸挿げ・仕上げ
  • 会場
    京都精華大学 本学までのアクセスはこちら
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井上利彦
1960年生まれ。北区紫竹・井上光薫堂三代目。本学 芸術学部日本画コース『京表具演習』(2011~15)、京町家愛好家、建築家などを 対象に講演を行い、京表具の魅力を伝える。


関 修法
1967年生まれ。下京区正面・河尻尚古堂勤務。東本願 寺御用達、100年続く老舗河尻尚古堂で、主に掛け軸の新調、修理に従事。何百 年も受け継がれてきた伝統の技術を後世に伝えていきたい。


佐藤徹弥
1978年生まれ。右京区嵯峨野・松鱗堂3代目。襖や掛け軸など多岐にわたり京表具に従事している。


京表具GARDENERS
業界の青年会時代から、技能士会、京表具伝統工芸士会を通して、技術研鑽するとともに、「多くの人に京表具を知ってもらい、好きになってもらう。」を合言葉に、小学校や町家などで実演・講習会を数多く開催、「京表具」のPRに努めている。

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