岡本清一記念講座「公正と自由―欲望の『奪い合い』から幸福の『分かち合い』へと財政を変える」

日程
2017年11月23日(木)
時間
13:00 ~ 14:30
会場
京都精華大学 友愛館 Agora
※大学に駐車場はございません。公共の交通機関をご利用ください
※地下鉄「国際会館」から大学まではスクールバスを運行しています

詳細

日本のどの政党も経済成長を第一に掲げているが、経済成長率が鈍化して久しい。しかし、多くの社会システムは経済成長を前提としているため、私たちは生きづらさを抱えているのではないだろうか。
私たちは「経済成長依存」から脱却し、伝統的な分断社会を見直すことで、欲望の「奪い合い」から幸福の「分かち合い」を実現できる。社会システムのあり方や経済成長は私たちが生きる本当の目的に対する手段にすぎない。若者はものごころがついたときから現在の社会システムに組み込まれ育ってきたが、今一度私たちがどのように生きていきたいか考えていきたい。未来を変えるのは未来の人間ではなく、いまを生きるものたちの意志である。

参加費:無料
申し込み:不要

講師プロフィール
井手英策(慶應義塾大学経済学部教授、経済学者)
1972年生まれ。2000年に東京大学大学院経済学研究科博士課程を単位取得退学し、日本銀行金融研究所に勤務。その後、東北学院大学、横浜国立大学を経て、現在慶應義塾大学経済学部教授。専門は財政社会学、財政金融史。小田原市の生活保護行政のあり方検討会座長。「社会から自分がどのように扱われたか」を公正にすべく、誰もが負担者であり受益者となる財政の普遍主義化を提唱している。
著書に『経済の時代の終焉(シリーズ 現代経済の展望)』(岩波書店、第15回大佛次郎論壇賞受賞)、『財政から読みとく日本社会―君たちの未来のために』(岩波ジュニア新書)、『大人のための社会科――未来を語るために』(共著、有斐閣)、『「分かち合い」社会の構想――連帯と共助のために』(編者、岩波書店)など。

「岡本清一記念講座」について
岡本清一記念講座は、京都精華大学の初代学長である岡本清一の掲げた建学の理念を受け継ぎ、広く普及するために開設した講座です。教育理念「新しい人類史の展開に対して責任を負い、日本と世界に尽くそうとする人間の形成」を検証し、力強く継承することを目的としております。
過年度には小説家の高橋源一郎氏と社会学者の古市憲寿氏、作家の佐藤優氏、科学史研究者の山本義隆氏などをお招きしました。



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