京都の9大学の学生が、地下鉄の9つの駅をアートでジャックします。
参加大学の学生たちが、駅周辺や大学キャンパス周辺など、それぞれの「地域」が持つ個性や魅力は何かを考え、「地域の魅力を再発見」し、様々な表現方法で作品を制作しました。
京都精華大学 芸術学部 テキスタイルコースの作品は、京都市営地下鉄 国際会館駅に展示されています。
作品名「虫くってみた。~そこから見えた、カラフル京野菜~」

今回、「discover地域」というテーマをうけてわたしたちは、京都の中のどこかの地域ではなく、日本の中にある一つの都市としての京都の魅力を再発見したいと考えました。 地下鉄に乗り、あわただしく会社や学校へ行く人たちに、子どもの頃に太陽の下で野菜を収穫したときの面白さや、エネルギーを感じてほしいと思ったので、カラフルで魅力的な京野菜をモチーフにしたインスタレーション作品を制作することにしました。今回は京野菜の中からもっとも魅力を感じた、万願寺とうがらし、鹿ヶ谷かぼちゃ、賀茂茄子、聖護院かぶ、堀川ごぼうの5つを取り上げました。
京野菜がなぜ円形に囲われているかというと、今年生誕300年である伊藤若冲の作品の中に、虫食いの葉をモチーフにしたものが数多く見られるからです。昔ながらの京野菜の魅力と、今見てもどこか新しさを感じる若冲の絵のように新鮮な驚きを体験して楽しんで貰えたらと思っています。


設置風景
駅ナカアートプロジェクト
http://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000195371.html