呉座勇一

応仁の乱という言葉を聞いたことがないという人はいないでしょう。
その反面、どのような戦乱だったのか正確に説明できる人は少ないと思います。
それは、この乱が源平合戦や関ヶ原の戦いのような「英雄物語」とは対極にある不条理で
不毛なドタバタ劇で、小説やマンガ、ドラマ、映画などで扱われることがほとんどなかったからでしょう。
にもかかわらず拙著『応仁の乱』がヒットしたという事実は、人々が「英雄史観」に
リアリティを感じられなくなってきたことを意味するのではないでしょうか。
応仁の乱を描いた創作物や学習マンガなどを入口にして、
今私たちが応仁の乱から学ぶべきものは何なのか、考えていきましょう。(講師より)

聞き手:すがやみつる(本学マンガ学部教員・マンガ家)

  • 日時:
    12月14日 (木) 14:40 - 16:10
呉座勇一

講師:呉座勇一

ござ・ゆういち●1980年生まれ。東京大学文学部卒業。同大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。専攻は日本中世史。現在は国際日本文化研究センター助教。2014年に『戦争の日本中世史』(新潮選書)で角川財団学芸賞を受賞。2016年に出版した『応仁の乱』(中公新書)は2017年7月現在で40万部を売上げ、歴史書としては異例のベストセラーとなり、注目を集めている。他の著書に『一揆の原理』(ちくま学芸文庫)、『日本中世の領主一揆』(思文閣出版)など。

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