第9回「ポピュラーカルチャー研究会」開催
“女性”をめぐるポピュラーカルチャー
成形美人と名門女子大

7月18日(土)、京都女子大学において、第9回ポピュラーカルチャー研究会を開催いたしました。発表テーマは申昌浩氏(京都精華大学人文学部)による“新・儒教的成形美人論”と嘉本伊都子氏(京都女子大学現代社会学部)による“ポピュラーカルチャーとしての名門女子大−“超名門女子大”との比較を通して”。申氏は、韓国では成形が出世のための大きな武器となること、出世は親孝行であり、親孝行は儒教の精神に法っていることなど、成形をめぐる新しい潮流を儒教の教えと関連付けて、韓国における成形事情をさまざまな言説を通して検証・考察。嘉本氏は、わが国における女子大を〈名門女子大群〉と〈別格(女子大)〉とに分けて、それぞれに特有の言説を交えて比較検証。さらに韓国・梨花女子大や米国における〈超名門女子大〉とも比較しながら、「妄想の共同体」としてのわが国の女子大の存在を指摘。報告は嘉本ゼミ生とフィーチャリングして行われました。いずれの文化も「共同幻想」的視野でとらえることが可能でありつつ、一方、その社会的文化的背景を描き出すこと(言説誕生の真相)が重要である点が指摘されました。 本研究会は、科学研究費補助金を得てはじめての研究会であり、今後の展開に期待するものです。そういった意味で、嘉本氏ならびに京都女子大学の協力のもと、はじめて他大学での公開研究会を開催することができたこと、そしてそれによって新たなオーディエンスを獲得できたことや、嘉本氏の発表に見られたような、ゼミ生を巻き込んだ研究形態により、次代の若き研究者を育成する萌芽を見いだせた点で、たいへんに意義のある研究会であったと考えます。

研究会構成員

2009/07/21



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