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テレビCM研・関西アニメーション史研
第4回合同研究会報告
日時:2008年3月16日(日) 14時〜16時半
場所:京都国際マンガミュージアム 多目的映像ホール
共催:日本マスコミュニケーション学会理論研究部会
報告:辻大介研究員(大阪大学大学院人間科学研究科准教授)
討論者:高野光平研究員(茨城大学人文学部専任講師)
司会:石田佐恵子研究員(大阪市立大学大学院文学研究科教授)
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会場風景
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今回は、日本マスコミュニケーション学会理論研究部会との共催で実施され、両研究プロジェクト研究員、学会員合わせて約20名が参加しました。
まず、高野研究員が本学表現研究機構所蔵のCMデータベースの概要について報告し、自ら作成したCMデータベースについて、概要・分類・特徴そして今後の課題について述べました。
これを受けて、辻研究員が「1950〜60年代のテレビCMにおける科学・技術の表象分析の試み――テレビCMアーカイブの研究利用の可能性を探る」と題する報告を行ないました。辻研究員は1950年代から1960年代のテレビCMを社会学者見田宗介の「理想の時代―夢の時代―虚構の時代」という概念区分を援用して現在と比較しつつ特徴づけ、「科学」や「秘術」がどのようにCM作品において扱われているのかを具体的に抽出し、分析を加えました。そして1960年代初頭に大きな変化が起っており、それが一体何であり、またその意義は何なのかを明らかにする必要のあることが提議されました。
辻研究員の報告を受けて高野研究員がコメントし、会場の研究者を交えて討論が行なわれました。討論は、高野研究員の整理した論点――(1)1960年代初頭の変化とは何か、(2)変化以前とはでは何か、(3)この時期に特徴的な“近代・衛生・オートメーション”とは一体何か――を巡って行われました。1960年代初頭の大きな変化以降、今日に通じるCMの特有の「文法」の形成に関して、当時の時代状況・背景、CMに関する理論状況や水準、広告戦略の有り様など多くの議論が出され、活発な討論が行なわれました。また同時に2008年現在からなされる推測の危険性も強く指摘され、今後の研究の課題が浮き彫りにされました。
こうした議論のなかで、CMデータベースをより使いやすく・意義あるものにしていく方途・方向についても議論がなされ、国際日本文化研究センター・立命館大学・本学を結ぶCMアーカイブ・ネットワーク構築の試みへの強い期待もまた示されたことになります。
2008/03/18
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