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テレビCM研究・関西アニメーション史研究
第1回合同研究会開催
5月27日(日)、京都国際マンガミュージアム研究室にてテレビCM研究プロジェクトと関西アニメーション史研究プロジェクトの第1回合同研究会を開催しました。本学からは、関西アニメーション史研究プロジェクト代表の津堅信之講師はじめ牧野圭一マンガ学部長、前田庸生マンガ学部教授、それに学外の客員研究員7名が参加し、津堅先生、および山田奨治先生(国際日本文化研究センター准教授)の報告に基づいて研究会は進行しました。
津堅先生の報告は、昨年度、関西アニメーション業界関係者(アニメーター、プロデューサーなど)に対して5回にわたって行なわれた聴き取り調査の報告の形でなされました。聴き取り調査によって、これまでアニメーション史研究の空白となっていた関西におけるアニメーションの歴史がかなり明らかにされたこと、とくにアニメーターなどの制作現場に直接かかわった人々の動き、また彼らが所属した制作プロダクションの変遷が相当詳細に判明したことが報告されました。しかし、関西アニメーション史のキーマンというべき木村角山氏についてなお一層の調査が必要であり、これとともにエージェントや音響制作・カメラマンなどへの聴き取り調査の拡大、さらにこれまでの聴き取り調査ではなされていないアニメーション作品に関する調査が引き続きなされなければならない、と指摘されました。
山田先生は、テレビCMやアニメーション研究にとって「やっかいな」問題である著作権問題に関して報告。最近、CM著作権管理をめぐる環境に変化が生じており、学術研究にとっていわば「やりにくい」状態が強まっていること、これに対しては、あくまでコンプライアンスをきちんと履行しながらも、CM著作権への視点をずらす試みを意識的にとっていく必要があるという問題提起がなされました。
山田報告に関連して牧野先生からマンガの著作権をめぐる最近の困難な状況が具体的に報告され、学術研究にとって志向されるべき方向性について活発に意見が交換されました。また資料の利用という具体的問題をめぐって、研究会としても積極的に取り組んでいくことを確認しました。
次回の合同研究会は8月22日(水)、叡山閣で開催の予定。
2007/05/27
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