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テレビの出現、そして民放の開設によってテレビCMという新しいジャンルの文化が誕生しました。白黒のブラウン管に映し出される映像は、現在とは大きく異なるさまざまな技術によってお茶の間に届けられ、高度経済成長のさなかで働き蜂のように働く労働大衆の娯楽の中心となりました。CMもまた娯楽のひとつとしてお茶の間に流れ、受け入れられていた感があります。
ときとしてメルヘンチックな、ときとしてドラマチックなストーリー展開、そしてそれを可能にした不定格なCM時間の設定…さまざまなパターンでCMが展開され、時代を鮮やかに映し出す貴重な文化資料として位置づけることができます。
本研究プロジェクトは、国際日本文化研究センターが2003年4月〜2006年3月まで開催した共同研究会「コマーシャル映像にみる物質文化と情報文化」を継承したもので、京都精華大学に貸与されたCM制作プロダクションTCJ社(本社/東京千代田区)のテレビCM資料(1954〜68年)約9,100タイトルを基礎資料として研究を行うものです。
〈主要研究テーマ〉
- テレビ最初期(1950〜1960年代)のCMの技術的側面の分析研究
- テレビ最初期のCMの社会学・人文学的側面の分析研究
- その後(1963年以降)の、テレビアニメ番組の登場に与えた影響の分析研究
- テレビCM資料のアーカイヴィングおよびデータベース制作
- 関西アニメーション史との比較研究
- 日文研―立命館―表現研データベースの共同研究
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