細川弘明と学ぶ「環境問題」の見方

このウェブサイトでは,京都精華大学 人文学部 環境社会学科の授業「環境アセスメント概論 I」を,学生の協力でテープおこしをして公開しています。環境社会学科の細川弘明担当以外の授業公開については環境社会学科サイト内の「授業公開」をご覧ください。

なお授業の内容についての意見・質問などがある場合は細川弘明までメールください。メールアドレスは,magpie@kyoto-seika.ac.jpです。メールソフトなどをお持ちでない場合は,こちらのメールフォームからでも,メールを出すことができます。

■更新情報

■授業

■第1回 諫早湾干拓は今どうなっているか
長崎県諫早湾の潮受け堤防を,調査のため開門するかどうかについて議論があった。結局,一時的に開門して調査をするという結論が出された。しかしこの事実にただ迎合するのではなく,私たちは,そもそも何のための干拓事業計画だったのか,堤防をつくることによって起きた問題とはどのようなものか考える。(授業:2002年4月17日,WEB公開:2002年4月27日)
■第2回 干潟の機能とその再生
先週の授業後,学生から多くの質問が出された。「干拓事業でどのくらいの利益があるのか?」「結局は誰のアセスメントが採用されたのか?」「正しいアセスメントが採用されなかったのはなぜなのか?」など。これらの質問に答えるとともに,ヨーロッパ──とくにオランダの例を題材に,もう一度「干拓事業」「干拓政策」について考える。(授業:2002年4月24日,WEB公開:2002年5月13日)
■第3回 自然エネルギー促進政策をめぐって
「新エネルギー促進法案」について国会で論議がなされている。「新エネルギー」とは,どのようなものか? 自然エネルギー先進国と言われる,デンマークやドイツの取り組みは? 今週も新聞記事を中心に考えます。(授業:2002年5月1日,WEB公開:2002年5月16日)
■第4回 バイオマス・エネルギーの可能性
前回の授業で紹介した自然エネルギーのなかで「バイオマス・エネルギー」というものを紹介したところ,学生から,それは一体どのようなものかという質問が多く寄せられた。そこで今回は,その「バイオマス・エネルギー」とはそもそもなんなのかについて説明し,実際に重要なエネルギー資源として活用しているスウェーデンの例を見ながら,その可能性を考えます。(授業:2002年5月8日,WEB公開:2002年6月8日)
■第5回 海外にまで輸出される公共事業の弊害
先ごろ,タイ政府が火力発電所建設計画を凍結したというニュースが報道されたが,そもそもこの計画はどのようなものだったのか。なぜタイ政府は計画を凍結するにいたったのか。この計画に日本企業,日本政府がどのように関わっているのかを説明する。この事例を使って,公共事業をめぐって起こる問題がもはや日本国内のみの問題ではないことについて考えます。(授業:2002年5月15日,WEB公開:2002年6月13日)
■第6回 「自然再生型」公共事業は日本を救うか
干拓事業やダム工事をなどをめぐって問題点ばかりがとりあげられがちな公共事業。しかし最近ではつぶしてしまった干潟を再生させたり,ダムを取り壊すなどいままでとは違った公共事業があらわれてきている。それらの「自然再生型」と呼ばれる公共事業にはいったいどのようなものがあるのか。これからの展望を含めて考えます。(授業:2002年5月22日,WEB公開:2002年7月2日)
■第7回 京都議定書と日本の温暖化対策をめぐって
国会で「京都議定書」が承認された。「京都議定書」は5年前の京都での会議で決まったことじゃないの? いまごろ「承認をする」って? 学生から寄せられた質問に答えながら,そもそも「京都議定書」の中味はどのようなものなのか,日本に求められる温室効果ガスの6%削減というのはいったいどういうことなのか。この目標達成のためにどのようなことが求められているかを考えます。(授業:2002年5月29日,WEB公開:2002年7月2日)
■第8回 「気になる記事」特集
今回は,「気になる記事特集」と題して,最近報道されているいくつかの記事を解説します。アフガン問題とアメリカのエネルギー戦略の関係,脱ダムなど公共事業の見直しが叫ばれるなかで新しい公共事業として進められている「自然再生型公共事業」,新エネルギー法案成立を受けて,その問題点と展望など,これまでの授業で紹介した記事のその後の展開やの補足についても話します。(授業:2002年6月12日)
■第9回 京都議定書で温暖化を防止できるか
第7回の授業で取り上げた「京都議定書」をもう一度取り上げ,その中で採用されている「京都メカニズム」や目標数値などについて補足説明します。さらにそもそもこのような国際条約がつくられる過程やしくみについて,各国政府の方針や政府間の交渉の過程などを解説し,どのような問題があるのかも考察します。(授業:2002年6月19日,WEB公開:2002年11月6日)
■第10回 産廃の不法投棄は無くせるか
この講義では「産業廃棄物」の問題を取り上げます。しかし,その前にごみがいったいどのようなしくみで処理され,どのくらいの費用がかかっているかを説明し,問題点を考えます。その後,産業廃棄物をめぐる不法投棄の問題や「マニフェスト制」と呼ばれる制度,産廃税などを解説し,産業廃棄物処理問題の全体像を捉えます。(授業:2002年6月26日,WEB公開:2002年10月15日)
■第11回 合成界面活性剤はどのように私たちを襲うか
「合成洗剤」「合成界面活性剤」も日頃よく耳にする言葉である。同時に,それらが環境に対して悪影響を及ぼすという話もよく聞く。しかし,そもそも「界面活性剤」とは何か。「合成界面活性剤」とはどのようなものなのか。一体どのようなものに使われているのか。そして,それらの何が問題になっているのかを説明します。「合成洗剤・合成界面活性剤」問題を通して,より便利なものを求める現代のライフスタイルについても考えます。(授業:2002年7月3日,WEB公開:2002年7月3日)
■第12回 迷走する核燃サイクル
前期最終講義は,電力会社と国が掲げる「プルサーマル計画」を取り上げます。そもそもこれはいったいどのような計画なのか。コスト,環境への影響,事故の可能性などの問題点を考え,なぜ電力会社や国がこの計画を推進し続けようとするのか,その本当の理由を探ります。(授業:2002年7月10日,WEB公開:2002年10月7日)

授業についての電子メールのやりとり

「環境アセスメント」の授業への学生からのメールによる質問と,それに対する【細川おへんじ】です。


※ハンドルネームの採用の仕方について

  1. 最初に採用(HPに掲載)するときに質問カードに記入してあったハンドルネームを使うことにします。それ以前の(不採用の)カードに記入してあったハンドルネームは無視します。また,初回掲載以降,質問カードに異なるハンドルネームが記入してあっても,初回掲載時のハンドルネームを変えずに一貫して適用します。
  2. 初回掲載時,質問カードのハンドルネーム欄が空欄だった場合は,実名にて掲載します。それ以前の,採用しなかった質問カードにハンドルネームが記入してあっても無視します。ハンドルネームの使用を希望する人は,毎回必ず(同じ)ハンドルネームを記入するようにして下さい。
  3. どうしてもハンドルネームを変更したい,あるいは実名に戻したい人は,その旨,はっきりと申し出てください。申し出をうけた時点で,すでに掲載された過去の回の分もふくめて,さかのぼって統一しなおします。
Copyright: © 細川弘明 2002 All rights reserved.; mail to magpie@kyoto-seika.ac.jp (m);