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1

流動する一瞬 #1- #4
インクジェットプリント、Wトレーシングペーパー、メディウム 62.5×88cm

瞬く間に移り変わる、人の表情
時間を経て失われてしまう、若さ

そういう儚さに魅力を感じる

時間という概念が存在しないと
成り立たない「儚さ」を
写真という止まった時間の中で表現したい

内田 有香 Yuka UCHIDA

2

私立勝川幼稚園ひかりぐみ
エッチング、インク、ニューブレダン 96×40×50cm

私立勝川幼稚園ひかりぐみ
エッチング、インク、ハーネミューレ 20×25cm

developed view
エッチング、ニューブレダン 51×72cm

 

僕の脳に映った怪物たち。

須崎 喜也 Yoshinari SUSAKI

3

孤独を強いられた彼
アルミリトグラフ、ハーネミューレ 98.5×78.5cm

名を知らない者たち
アルミリトグラフ、ハーネミューレ 98.5×78.5cm

 

愛され去った人
アルミリトグラフ、ハーネミューレ 98.5×78.5cm

私が出会ったいくつかの死について、
ずっと考えていた。彼らは老いとどう向き合い、
最期になにを考えていただろう。
記憶の中で彼らの姿は薄らぐことなく、
時を経て記憶を反芻するごとに鮮やかさを増していく。

彼らの魂が安らかでありますよう。

この想いは絵を描くことで届く気がする。

北條 紗希子 Sakiko HOJO

4


木版 凹凸版併用、紙、水・油性インク 53×79cm

蜘蛛
木版 凹凸版併用、紙、水・油性インク 65×45cm


木版 凹凸版併用、紙、水・油性インク 60×60cm


木版 凹凸版併用、紙、水・油性インク 92×65cm

 

壁のしみや机の傷をじっと見ていると不意に何かに見えてくる。

そんな想像の遊びのように版を介して現われる歪な線、メディウムの跡や木目を‘何か’に見立てる。

特別な感情や、メッセージでは無く版と、現われてくる像に向き合うことを大切にした。

田村 灯 Akari TAMURA

5

サラリー麺
シルクスクリーン、塩ビ板、テーブル、鞄 75×90×82cm

毎日草食

粉もんガール

\480の段階

 

韓流婦人

サラリー麺

 

上記5作品共に シルクスクリーン、塩ビ板 75×90×82cm

物だけが先走って溢れかえり、人の心が追いついていない現状。「物と心」二つのバランスがとれていない現代人の「人としてのうつわ」をテーマにした作品です。
忙しなく食事する人、よそ見をしながら食事する人、今の食事に不満な人、おしゃべりと食事に夢中な人、安価なもので満足する人・・・・・・。現代人にありがちな食事スタイルを風刺し、食器で顔を隠すことによって個をなくし、不特定多数にも該当するような人物像を作りあげています。それらがテーブルに映し出されてしまった時のアイロニカルな状況を演出しています。

小川 多実子 Tamiko OGAWA

6

らんちゅう娘
ポリマー版画 41×47.5cm

人魚
ポリマー版画 59×41cm

私にとって生の美というのは欲の美でもある。宗教画の聖母や少女を模した人形は、成長性がなく永遠の完全体として停止しており、それ故に無欲で私たちは何も求められず、安心して彼女たちの崇高な美しさに心を打たれる。
しかし現実は違う。現実に生きている女は重い肉に赤い血を持ち有限を憂いて、それ故に貪欲である。そして生の痛みを知る。ともすれば女は子を生む時も、情を交わす時も、あるいは過剰に美を求めたときでさえ苦痛と血を味わう。しかし貪欲な女人は求めるものの為にそれを受け入れて呑みこむ。そんな凄まじさが彼女たちを極めて人間的でありながらも、底の知れない妖怪のようにみせる所以ではないだろうか。そしてそんな彼女たちの美しさや情深さに殺意さえ覚えるとき、私もまた自分が生きているという事を実感する。

大東 千華 Chika OHIGASHI