G02手摺り木版講座 受付終了
若冲・雪佳の世界に触れる

創業120年、京都・寺町二条で営業し続けている美術出版社、芸艸堂(うんそうどう)の早光照子氏を講師に迎え、最初に芸艸堂の歴史や出版物を資料や版木を用いたレクチャーを受け、木版についての理解を深めます。芸艸堂出版物の中でも、最近特に注目を集めている、江戸期の京都で既に著名だった伊藤若冲と明治期の京都で工芸界を牽引した神坂雪佳、両巨匠の世界を木版本を用い、解説します。後半は京版画界の第一人者、宮村克己氏による「春の田面(はるのたのも)」(画:神坂雪佳)の摺り実演を行い、摺りの工程を見学します。そして、それぞれの手で「玄圃瑤華(げんぽようか)」(画:伊藤若冲)の木版摺りを体験します。伝統工芸の世界に触れ、木版・図案の魅力を味わいましょう。

  • 「玄圃瑤華」のうち4種類の図柄からお好みの柄を選んで頂きます。
  • 制作品 ミニ版画3点(サイズ:約17cm×約11cm)、墨一色摺り
  • 本学学生、卒業生、教育後援会関係者を対象とする割引はこの講座には適用されませんのでご了承下さい。
講師

早光 照子(芸艸堂)

宮村 克己(摺師)

定員 20名
受講料 3,500円 ※材料費込み
日程 5月21日(土)13:30~16:30
会場

本学までのアクセスはこちら

京都精華大学

〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
Tel:075-702-5343/Fax:075-702-5391
garden@kyoto-seika.ac.jp

*地下鉄「国際会館」駅3番出口よりスクールバス(無料)をご利用下さい。
*京阪「出町柳」駅下車、叡山電鉄に乗換え「京都精華大前」駅下車すぐ。
※大学に駐車場はございません。公共の交通機関をご利用下さい。

[作品見本]

「玄圃瑤華」(画:伊藤若冲)より「ビヨウヤナギ」 「玄圃瑤華」(画:伊藤若冲)より「アサガオ」

[版木について]

○実演で使用する版木
芸艸堂の版木『百々世草(ももよぐさ)』(画:神坂雪佳)より「春の田面」

○木版摺り体験で使用する版木(凸版)
芸艸堂の版木「玄圃瑤華」(画:伊藤若冲)のうち「アサガオ」「ヒョウタン」「ビヨウヤナギ」「ヒツジグサ」。

講師プロフィール

芸艸堂 │ UNSODO

芸艸堂 UNSODO

1891年創業の美術出版社。“芸艸堂”の社名は富岡鉄斎翁に依頼し「芸艸はかほりくさ(香草)~」の書を拝受して命名された。特に木版印刷は創業時から現在まで続けており、手摺木版本を出版する日本で唯一の出版社である。版木蔵の版木は長年の出版で蓄蔵された出版史の貴重な資料でもあり、また明治や大正期に出版した染織図案本は当時活躍した京都の図案家達を調査する格好の材料であり、近年それらが注目されている。

芸艸堂 http://www.hanga.co.jp

宮村 克己 │ MIYAMURA Katsumi

宮村 克己 MIYAMURA Katsumi

摺師。1936年京都生まれ。1954年上杉桂一郎氏に弟子入り。1960年京都市室町寺ノ内にて独立。現在滋賀県大津市に在住。京版画の世界では高度な技術と長年の経験が高く評価されている。浮世絵は勿論、平山郁夫・東山魁夷など日本画の複製版画を手がける。大山崎山荘美術館の『蘭花譜』の再摺や芸艸堂の『暁斎楽画』の重版では伝承版木を用いて往時の如く摺りあげた。日本の貴重な資料の復元という木版画ゆえの高度な版表現で日本の出版文化に大きく貢献している。