G04地球環境学講座 
〈地球時代〉の水 水をどう手に入れるか? 編
21世紀は水の時代といわれています。水問題は世界的課題。そのなかで、前期は「水とは何か」を問いました。引き続いて後期は、どのようにして人は水を手に入れてきたのか、そしてこれからどのようにして水を手に入れてゆけばいいのかについて考えてみたいと思います。まず水の供給源としての雨水。最近雨の降り方が変わってきたと思いませんか?世界で雨がどのくらい、どのように降っているのか明らかにします。ついで、歴史的な話。乾燥した地域、たとえばユーラシア大陸の中央で、人がどのように水を得ていたのか。そして現在はどのようになっているのかを紹介します。同じ水に苦しんでいるところでもアフリカのザンベジ川流域では少し事情が異なります。雨季には水があふれ、乾季にはカラカラに乾く。そのようななかで、人々はどのように暮らしているのでしょうか。最終回は、世界の中での日本。世界中で水の問題が深刻になり、国際的な対応が迫られているこの時代に、日本はどのような行動をとるべきなのでしょうか。最新の事情を紹介しながらみなさんと考えていきたいと思います。
| 講師 | 谷田貝亜紀代(総合地球環境学研究所助教) 窪田順平(総合地球環境学研究所准教授) 内山純蔵(総合地球環境学研究所准教授) 渡邉紹裕(総合地球環境学研究所教授) |
| 定員 | 25名 |
| 受講料 | 8,000円 |
| 日程 | 全4回 火曜日 19:00〜21:00
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| 会場 |
shin-bi(学外施設) 〒600-8411 京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON烏丸3F *地下鉄烏丸線「四条烏丸西」直結 |
講師プロフィール
谷田貝亜紀代 YATAGAI Akiyo
専門は気候・気象学。特に、アジアの乾燥・半乾燥地域の水循環と降水量変動の関係についての研究に従事。地球研では、中国、トルコ、インドのフィールド調査のほか、2005年からアジアの日降水量グリッドデータ作成のため30カ国以上を訪問。2002年から現職。
窪田順平 KUBOTA Jumpei
専門は水文学、特に森林と水の関わり。これまで中国、シベリア、ネパール、東南アジア、日本各地において、水文学的調査・研究に従事。地球研では、中央ユーラシアの乾燥・半乾燥地帯における環境と人間の相互関係、特に水問題と人間の対応の歴史的変遷に関する研究を行う。2002年から現職。
内山純蔵 UCHIYAMA Junzo
専門は環境考古学・先史人類学。縄文の環境利用や社会構造の解明に取 り組んできた。地球研では、日本海・東シナ海の景観史についての研究 プロジェクトを担当。景観を、単なる風景を超え、世界観や環境認識を も含む包括的な文化現象ととらえ、現在の景観の意味を先史時代にさか のぼって理解しようと試みている。2003年から現職。
渡邉紹裕 WATANABE Tsugihiro
専門は農業土木学・灌漑排水学。水田を中心に農業の水利用と地域の環境について国内外で調査研究を進めてきた。地球研では、トルコでの農業に及ぼす地球温暖化の影響に関する研究プロジェクトを担当した。現在、「水の安全保障戦略機構」や「チーム水・日本」などでも活動している。2003年から現職。
★総合地球環境学研究所 総合地球環境学研究所(地球研)は、地球環境問題の解決に向けた学問を創出するための総合的な研究を行うべく、2001年、文部科学省の大学共同利用機関として創設されました。環境の研究は近代諸科学の多くが取り組んできた問題です。地球研の使命は、環境問題の本質を解明して、人間と自然とのあり方を提示することです。
地球環境学は、環境問題を地球全体とそこに住む、あるいは住むであろう人類と生物全体の問題として考える立場を堅持します。総合という意味は、学問領域の総合を意味するとともに、現象を全体、総体として把握しようとする営みであることを指しています。
「地球環境問題の根源は、人間の文化の問題である」と位置づけると、地球研が目指す総合地球環境学は人間の生き方を問う人間科学humanicsとなるでしょう。
この点で、総合地球環境学は、自然のなかの人間(性)の問題を扱う環境学の原点に立つべきと考えています。
http://www.chikyu.ac.jp/
