京都精華大学ギャラリーフロール
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巫女ときつね 富山妙子展

会 期 2002年6月8日(土)〜6月23日(日)
オープニング
 富山妙子氏を迎えて 6月8日16:30〜
アートトーク
絵を聴く・音を視る
神話・現代を語る
6月13日(木)
(16:30〜18:30)
京都精華大学 アートホール(M-104)
 ・富山妙子
 ・高橋悠治
映像で出会う
6月15日(土)
(13:30〜14:30)
 ・富山妙子
 ・ジャン・バーズレ(ノース・キャロライナ大学)
 ・萩原弘子(大阪女子大学)
(15:00〜17:00)
 上映「国境を超える女たち」
 ジャン・バーズレ他制作
時 間 10:30〜18:30
休 館 毎週水曜日
会 場 京都精華大学ギャラリーフロール
〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
Tel:075-702-5230
Fax:075-705-4076
E-Mail:fleur@kyoto-seika.ac.jp
交 通 叡山電車鞍馬線 京都精華大前駅下車
地下鉄烏丸線 国際会館駅下車 スクールバス
主 催 R・ジェニスン(京都精華大学教員)
  ※入場無料

「巫女ときつね:富山妙子展」 ご案内

 私が富山妙子氏と初めて出会ったのは、京都のイタリア文化会館で、金芝河の詩と光州事件に寄せる版画の展覧会のときでした。それから、20数年たっていますが、80年代、90年代、そして、21世紀になった今も「表現者」としての富山妙子の作品と芸術に対するスタンスに深い感銘を受け続けてきました。今回は、京都精華大学のギャラリーフロールにおいて、富山妙子の絵画の展示、火種工房で制作されてきたスライド作品上映など、関連イベントを企画し、そして、絵の音楽を25年間担当してきた音楽家、高橋悠治氏を迎えることができて、とてもうれしく思っております。
 ギャラリーフロールの会場は、まず「きつね物語」と「帰らぬ少女」の作品を通して、神話の世界と現実とに出会います。個人的な感想になりますが、富山妙子が戦時中の日本の風景を描いた「きつね物語」をみるたびに、私は「9・11」以降の「戦時中」のアメリカを思い出し、きつねの顔がブッシュやラムズフェルドの顔に変身し、「日の丸」が「星条旗」に見えたりします。富山の作品には国境をこえて、新たな意味をうみ出す力を感じます。
 2階の会場では、「20世紀の記憶」という時代を刻むテーマを探って、「1930年代 ハルビン」、「1950年代 筑豊炭鉱」、「1980年 光州」の作品を新たな構想で展示します。作品をとおして、時代、事件、土地、それぞれのもつ意味を考える機会になると期待しています。特に、韓国では、光州ビエナーレ他5回も展覧会が開かれているのに比べ、日本ではまだ未発表に近い状態であるのが「倒れた者への祈祷:1980年5月・光州」です。ワールドカップの年にこの作品を振りかえってみることは大きな意味があると思います。
 展覧会の期間中、アート・トーク(6月13日16:30〜18:30)や映画上映会/シンポジウム(6月15日13:30〜17:00)という関連イベントを企画しています。それ以外にも、常時、スライド作品を上映する予定です。さらに、6月8日の16:30から、富山氏を迎えて、簡単なオープニングをしますので、ぜひご来館ください。
 
レベッカ・ジェニスン
2002年5月5日