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shinichi miyagawa -my studio-陶とパンを使って


shinichi miyagawa -my studio-
陶とパンを使って
2004年3月16日(火)〜3月21日(日)
shinichi miyagawa -my studio-陶とパンを使って
時間 13:00〜20:00
※最終日18:00まで
会場 立体ギャラリー射手座
〒604-8004
京都市中京区三条小橋東入るフジタビル地階
Tel & Fax:075-211-7526
※京阪電車「三条」地下鉄東西線「三条京阪」5番出口西へ徒歩2分南側/市バス(5)(特5)(11)(27)(37)「三条京阪」西へ徒歩2分南側
出展者 宮川真一

2004年3月16日(火)から3月21日(日)にかけて、宮川真一さんによる個展が開催された。三条京阪を西へ歩いて約2分。来るのは二回目だけれど見つけにくかった、立体ギャラリー射手座へ到着。幅の狭い階段を降りきり、がらがらがたがたと引き戸を開閉する。

宮川さんはとても陽気なひとだった。笑顔で、なんでも聞いてください、と声をかけてくれた。−my studio−陶とパンを使って、とかかれたDMを思い出しながら作品をぐるりと眺めつくす。そのあとで写真を撮らせてもらった。全体からひとつひとつ、と何枚も撮る。近づいて、上から覗きこむようにしてカメラを構えていると、ふいにパンのにおいが鼻をよぎった。間近で眺めながらも、陶器に詰め込まれたパンが本物なのかどうかずっと疑わしく思っていたのだが、どうやらそれは本物らしかった。

宮川さんのご好意に甘え、なんでも、聞いてみた。やはりパンは本物らしく、そしてそれはすべて宮川さんによる手作りのものなのだそうだ。腐らないようにニスを塗っているそうで、だから表面においしそうな光沢がでていたというわけだ。ちなみに宮川さんはパンが好きというわけではなく、むしろ白いご飯のほうが好きだとのこと。

一体どうしてパンを取り入れるのか。パンと陶器は似たもの同士だという。粉を入れて水を入れて練って焼く。ここまでの工程はほぼ同様。さてそこから焼きに入ると、陶器は縮み、パンは膨らむのである。同じ工程を経て焼きあがったもので、このような変化がみられるというのは確かにおもしろいものだ。

−my studio−。宮川さんの工房は陶器とパンとが仲良く息づいており、なにか童話の1シーンを切り取ったような、じっとみていると物語が浮かんできそうな、別世界の一室であった。

取材・撮影 / 武宮里子(人文学部)