ISO14001発行10周年記念「ISO14001と環境マネジメントシステムの将来を考える」 開催結果報告

講演会風景
7月12日に開催いたしましたシンポジウム「ISO14001発行10周年記念 ISO14001と環境マネジメントシステムの将来を考える」の開催結果をご報告いたします。
当日は100名以上の参加者の集う非常に盛況なものとなりました。しかも参加者は実際に現場で環境マネジメントシステムに携わる方やISO14001のコンサルタントの方、学生など、ISO14001発行10周年を記念するとともにこれからの環境マネジメントシステムを考える場として最高の会場となりました。
まずは、既にご報告していますISO14001の実態調査アンケートをふまえ、川添誠研究員が現在の各組織の抱える問題をわかりやすく説明。その上で、市川昌彦所長が、ISOの発行に携わるまさに規格の第一線に立つ人間として、ISO14001や関連の規格の動向、国内におけるKESやエコアクション21などの国内版規格の現状などを分かりやすく説明。さらにその上で、組織はどんなシステムを構築し、どう環境経営を進めていけばよいのかを解説しました。
講演後、びわこ銀行の中山和郎氏、月刊アイソスの編集長である株式会社システム規格社の恩田昌彦氏、桃山工業株式会社の代表取締役・井畑稔弘氏に、それぞれの立場で環境マネジメントシステムにどう関わってこられたか、そして、これからはどうあるべきなのかをお話いただきました。
シンポジウム終了後は、会場2階のレストランへ場所を移し、出席されたみなさまがたで互いの状況をお話になり、講師のみなさんや、来場された専門家のみなさんからアドバイスをもらったり、互いの情報交換を熱心に行っておられました。大いに盛り上がり、予定時刻を多少、オーバーしてしまいました。

パネルディスカッション
- 日時:
- 2006年7月12日(水) 講演 14:00〜17:00 懇親会 17:00〜19:00
- 後援:
- 京都府、京都市、京都商工会議所、社団法人京都工業会、中小企業金融公庫・京都支店
- 会場:
- ハートピア京都3階
参加人数:110名
ISO14001の10年を振り返る −ISO運用実態調査をふまえて

川添誠
川添誠
京都精華大学 環境マネジメント研究所研究員
K's Solution代表
CEAR登録環境マネジメント主任審査員/
JRCA登録品質システム主任審査員
これからの環境経営を考える

市川昌彦
市川昌彦
京都精華大学 環境マネジメント研究所所長
環境ISOシステムサポート研究所所長
環境マネジメント規格審議委員会 環境監査小委員会委員
パネルディスカッション ISO14001の有効利用

中山和郎

井畑稔弘

恩田昌彦
恩田昌彦 氏(株式会社システム規格社・月刊アイソス編集長)
井畑稔弘 氏(桃山工業株式会社代表取締役)
中山和郎 氏(びわこ銀行環境事業部環境事業部長)
(順不同)
市川昌彦
進行役:川添誠
懇親会:貴社のEMSは本当に有効か?
会場:ハートピア京都2階 キッチンシエル
アンケート集計結果
有効回答総数:65
1.このシンポジウムをどこでお知りになりましたか?
| 選択項目 | 件数 | 備考 |
|---|---|---|
| a.月刊アイソスに掲載された広告を見て | 1 | |
| b.チラシを見て | 37 | DM:36件 |
| c.HPを見て | 8 | |
| d.新聞等の記事を見て | 1 | |
| e.その他 | 13 | 事務局からのEメール:4件 京都市中小企業技術センターからのEメール:8件 知人からの紹介:1件 |
| 無回答 | 7 |
2.今回のシンポジウムの内容はあなたの業務において役立つ内容でしたか?
| 選択項目 | 件数 | 備考 |
|---|---|---|
| a.すぐに役立つ内容だった | 16 | |
| b.すぐには役に立たないが、今後検討する材料になった | 42 | |
| c.あまり役に立たない | 2 | |
| d.どちらともいえない | 4 | |
| 無回答 | 1 |
3.講師の話す内容はわかりやすかったですか?
| 選択項目 | 件数 | 備考 |
|---|---|---|
| a.わかりやすかった | 51 | |
| b.わかりにくかった | 4 |
|
| c.どちらともいえない | 10 |
4.既に環境マネジメントシステムを構築された組織からお越しの方にお聞きします。
| 選択項目 | 件数 | 備考 |
|---|---|---|
| a.とても順調に運用している | 7 | |
| b.あまり順調とはいえない | 23 |
|
| c、どちらともいえない | 18 |
|
| 無回答(該当せず) | 17 |
5.まだ、環境マネジメントシステムを構築されていない組織からお越しの方ににお聞きします。今後、環境マネジメントシステムを構築される予定はありますか?
| 選択項目 | 件数 | 備考 |
|---|---|---|
| a.構築する予定がある | 5 | |
| b.構築する予定がない | 3 | |
| c.現在、検討中である | 3 | |
| 無回答(該当せず) | 54 |
6.今後も、私ども環境ソリューション研究機構は環境マネジメントシステムに関する事業を進めてまいります。私どもに行って欲しい取組みはございますか?
| 選択項目 | 件数 | 備考 |
|---|---|---|
| a.今回のような各地の事例に関する報告 | 31 | |
| b.今回のような将来を予測した講演 | 32 | |
| c.KESやEA21など、国内のEMSに関する事例報告など | 22 | |
| d.EMSに関するコンサルティングサービス | 7 | |
| e.内部環境監査員養成講座などの資格取得に結びつく講座 | 11 | |
| f.第二者監査代行などの組織のEMSの検証サービス | 1 | |
| g.環境報告書作成の代行などの広報面でのサービス | 3 | |
| h.その他 | 2 |
|
| 無回答 | 5 |
7.自由記述
- 参考になった。(情報がいくつか得られた。)
- 環境を忘れて、やりたいことをやるとの考え方が新鮮でした。
- NO1、マイクの声が小さく(入っていないような状態)で聞きづらかった。
- 国際規格ISOは自由度がある。そのため、組織の規模に合わせた活動が可能である。新規取得率が鈍化しているため”ISO14001”の継続について疑問視する声を耳にすることがある。
- しかし、自由度をどのように活かすかがポイントだと感じている。企業の特色ある取り組みに府民県民がより興味をもてるように、行政と共に頑張っていきたい。
- 貴重なお話を聞かせて頂き有難うございました。
- 当社の環境マネジメントシステムの運用について、期待する結果がなかなか得られず困っていましたが、今後の運用について、ヒントを得たように思います。
- 市川先生の時間を長くとっていただきたい。1時間では無理と思います。
- パネルディスカッションのパネラーの顔が見えなかった。(照明が暗すぎて)主催者側のほとんどの方がクールビズに逆行している服装をしているのは変だと思いました。
- 環境マネジメントの将来のことが大変に参考になった。
- 「これからの環境経営を考える」が参考になりました。1ページの10年を振り返る。5ページのISOの曖昧さと自由度。6ページの環境マネジメントの新しい動き等。
- 研究発表会といった内容、あたりさわりのない事例報告であった。ISO14001(EMS)を運用していく面で壁に当たった時の打開事例等、現場の苦労をお助けマン的にし、
- 好転した事例等を聞けるかと思っていた。(具体的に)
- 問題点は、よく理解できましたが、それをどのように改善していくか、どのように取りくめば、よくなるのかという事を具体的に教えて頂きたかった。最後のディスカッションは大変よかったです。
- ISO運用の中で、今後やるべきことは見えたが、実施していくには困難であると感じる。
- ISO14001の取り組みが、紙ゴミ電気ばかりになってしまうのか、環境=エコ(省エネ)になってしまうのは何故か?この部分の反省がISOを作る側にも必要だと思う。大手客先にとって
- サプライヤーの紙ゴミ電気の取り組みは、どうでも良い内容である。
- 「規格=規制ではない」という言葉が印象的でした。システムを改善し、パフォーマンスを求めたいと思います。
- シンポジュウム聴講者がメモを書けるよう、会場には机を用意すべき。
- EMS(ISO14001以外も含む)そのものの解説が多かったが、テーマ通り10年間の社会的評価についての詳しい話しが聞きたかった。パネルディスカッションでは、進行役が強く出すぎ。
- もっと自由なパネラー同士の対義が望まれる。
- 興味深い内容が多かった。特にパネルディスカッションの有効利用の仕方が参考になった。
- いち大学としてのイベントとして、よくやったと思う。もう少しやわらかく運営して欲しい。