学生の作品紹介

ファッションコースで大事にしているのは「みる」力と「考える」力です。1年次では、そもそも何のために服をつくるのか、デザインとはどのようなものなのか、そうしたことを考えることからはじめます。その一方で、縫製やパターンなどの基礎技術も習得。2年次の「つくる」実習では、自分の決めたテーマにもとづいてコレクションを考え、ファッションデザインに取り組みます。「届ける」実習では、グループで冊子を企画・編集し、実際に制作しました。

「ポケットパンツ」小西美玖"
 ポケットパンツ 小西美玖
ブロード、リアック染料
2年次課題 2015
8ポケットのパンツ。薄い素材の補強と縦方向への視覚誘導を兼ねたリズミカルなポケットの配置がポイント。軽く柔らかい素材を使うことで、身体からはなれたシルエットが生まれ、夏も涼しく快適に過ごすことができる。ウエストはゆったりとつくられており、同素材の紐を縛って着用する。変化のあるデザインは体型を気にせずはくことができる。
「スウェットシャツ」鮫島めぐみ
 スウェットシャツ 鮫島めぐみ
綿、リアック染料、ファブリックメディウム、アクリル絵具、水性インク、アイロン転写シート
2015 2年次課題
大衆的なアイテムにプリント表現で変化、新鮮さを持たせようと試みた作品。 胸元に視線を引き寄せる三角形状を配置。複製、消費文化を連想させるノスタルジックなドット印刷と鈍く光るラバーテープを組み合わせ、手描きによるペイントでまとめている。夕焼けの様な温かいオレンジ色の生地は、イメージに近づけるため自ら染料を使って染め上げた。
「コート」仲西瑛美/
 コート 仲西瑛美
コットン、レザー
 2年次課題
ニュージーランドの作家ジャネット・フレイムの自伝を映画化した『エンジェル・アット・マイ・テーブル』からインスピレーションを得てつくられた作品。ニュージーランドの自然豊かな風景と素朴な暮らし、女性がもつ力強さなど、映画の世界観を表現した丸くゆったりとした形状が特徴的。厚みのある素材を使うことで、美しいシルエットを実現している。
「祖父のためのパンツ」今田早紀
「祖父のためのパンツ」今田早紀
ウール
2015 1年次課題
着用する人と目的を設定したデザインプロセスを学ぶ授業の課題作品。足腰が弱った祖父にもお洒落を楽しんでもらえるように体型に合わせたパンツを制作。祖父へのヒアリングやシニア向け商品の市場リサーチを行い、腰が曲がった体型でも美しくみえるシルエットや使いやすいポケットの位置、温かく皮膚に優しい素材などを考えてデザインした。
「ビジュアルブック」松吉美紀
 ビジュアルブック 松吉美紀
30ページ
2015 2年次課題
フランス映画『アメリ』をモチーフに展開したコレクションを伝えるコンセプトブック。空想好きでおせっかいな主人公の人柄のイメージを、それとは対称的な印象をもつオードリー・ヘップバーンの服のシルエットにあわせて落とし込んでいる。本や雑誌をリサーチして集めたイラストなどから色や柄を引用し、スカートやワンピース、ニットなどをデザイン。それらを一冊のブックにまとめた。
「フリーペーパー」グループ制作
 フリーペーパー
2015 2年次課題(グループ制作)
ファッションを届けるための編集スキルを身につける2年次の授業では、3つの編集部に分かれ、それぞれ20ページ程度の冊子を制作。「だれも紹介しない京都」を特集し、タブロイド判にゆるい禁断マップを掲載したもの、「かわいい」という言葉に着目し、男女のストリートスナップ特集でまとめたもの、「ファストファッション」の広まりによる意識の変化や問題点について取材したものなど、独自の視点で現代社会をとらえて編集した。
京都精華大学オープンキャンパス2017 京都精華大学オープンキャンパス2017
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