ジャクリーヌ・ベルント Jaqueline BERNDT
「マンガを描く」ことと「マンガを読む」ことの関係を対立的に考えている人が多い。しかし、「マンガの描き方」がさまざまであると同様に、「マンガの読み方」にも多様性がある。まさにこの多様性に焦点を当てている。例えば、「マンガの描き方」を学ぶに当たって、作者の意図をどうやって明確に(一義的に)読者に届けるかが重視されるのに対し、芸術学者の私は、マンガ作品のおもしろさを、複数の読みが可能であるか、つまり読みの多義性に求めているのである。個人の趣味や専門家の見識から、社会的言説やその歴史的変化、さらに異文化での位置づけに至るまで諸「読み」を考慮に入れ、作品の具体的な表現形式との関係から論考する研究である。
■『Deutschland』インタビュー記事
http://www.magazine-deutschland.de/jp/artikel-en/article/article/frau-prof-dr-manga.html