マンガ学部 マンガ学科 カートゥーンコース

カートゥーンコース

ペンと紙で世界を鋭く批評するカートゥーン

カートゥーンは、イギリスで生まれた「風刺」「笑い」「誇張」を柱とした、一枚もののユーモアあるマンガ。ペンと紙で表現する究極のシンプルアートなので、たしかな画力と鋭い観察力が求められ ます。精華のカートゥーンコースでは、まず基礎となる画力を鍛えます。同時に、ユニークな発想と表現力をはぐくんで、社会に鋭く切り込むカートゥーンを世界に発信していきます。

繰り返し描くことで圧倒的な画力を手に入れる

ペンと紙のみで表現するカートゥーンは「線」が命。まずは、フリーハンドによる自分だけの「線」を手に入れることが大切です。そのために必要なのはひたすら描くこと。1年次の夏休みの課題には、動物園でのクロッキー600枚以上が課題として出され、その1枚1枚に教員からのきめこまやかな添削が入ります。対象を観察し、繰り返し描くことで、学生たちは圧倒的な画力を身につけ、各方面で高い評価を受けています。

社会への鋭い批評センスを育てる

カートゥーンの基本になるのは、風刺や笑い、誇張のセンス。描く技術と同時に、独自の視点と斬新なアイデアで自分の主張を表現する力が必要です。いま社会で起きていることを身近なものとしてとらえ、批評的な視点で「時代」を切り取り、表現するためのトレーニングを行っています。また、3年次からはカートゥーンクラスと絵本クラスに分かれ、独自のアイデアや視点を活かして、さまざまな作品づくりに取り組んでいきます。

世界のクリエイターが精華にやってくる

日本ではマンガといえばコミックのイメージが強いですが、海外ではカートゥーンの人気は高く、広く知られています。30年以上カートゥーン分野を指導する精華には、世界中からカートゥーン作家が訪れ、海外のマンガの動きを学ぶことができます。また、国際的な展覧会への出品、コンテストでの受賞者もたくさんいます。精華ならではのネットワークで、世界を視野に入れた描き手をめざします。

INTERVIEW

在校生インタビュー

なにげない日常にネタあり! 世の中の見え方がおもしろくなった。

もともとは洋画に興味があったのですが、オープンキャンパスでカートゥーンコースの在学生の描いたクロッキーを見たときに、その上手さに驚いて。全然知らないジャンルに挑戦してみるのもいいなと思い、このコースを選びました。
カートゥーンは一枚の絵で人にユーモアを伝える表現。ぱっと見ただけで相手を笑いに引き込むには描写力が必要なので、1年生の夏休みにはクロッキー600枚以上の課題が出ます。毎日描きつづけていると、モチーフの特徴をつかむのが早くなり、確実にうまくなっていくのがわかるんですよ。
作品のテーマは、日々の生活から拾います。「もしこれが○○だったら」と仮定して、どうしたらおもしろくなるかを考えています。ニュースを見ても「この話を使えるかどうか」とか。まさにネタ探しの毎日。カートゥーンを描きはじめて、世の中の見え方ががらっと変わりました。日常ってこんなに刺激的なんだ!って。

川原あかね 3年生 香川県立高松工芸高等学校出身

施設・設備のご紹介

実習室

実習室

対峰館にある実習室。各回生ごとに教室があり段階に応じた課題に取り組む。

カートゥーンギャラリー

カートゥーンギャラリー

アジアや欧米の代表的な作家によるマンガ作品が展示されている。また、学生の作品の発表の場としても活用できる。

カートゥーンコース卒業後の進路

精華のカートゥーンコース出身者の確かな画力は、外部からの評価も高い。社会的な問題意識やユニークな発想力もあわせ持ち、さまざまな分野で活躍が期待される。

カートゥーン作家や絵本作家として活躍する

公募展への出品や雑誌投稿、作品展を重ねながら、カートゥーン表現を追求する人、絵本作家として活躍する人など。創作活動の舞台は大きく広がっています。

画力を活かしイラスト、ゲーム、アニメの仕事も

デッサンで徹底的に鍛えた画力は大きな強みになります。雑誌や書籍で活躍するイラストレーター、ゲームデザイナーやアニメーターになる人もいます。

批評能力やコミュニケーション力を活かす職種に

カートゥーンを描くことを通じてみがかれた鋭い批評力や社会をみつめるジャーナリスティックな感性を活かせば、編集者や新聞記者、評論家などの道も。