自然環境、都市や農山漁村の現状、企業や産業界のあり方など、「環境問題」を幅広くとらえ、持続可能な社会への道を追究します。また、自然教室や環境教育プログラムなどを体験することで理解を深める、各団体の環境対策から自分たちにできる取り組みを考える、「現場」での実践的な学びを重視しています。
環境問題を語るときに「サスティナブル(持続可能)」という言葉があります。
私のゼミでは、校内や周辺の里山に入り、竹林の管理と保全を通して、そのモデルを実現しようと取り組んでいます。竹を間伐し、乾燥させて小屋やベンチをつくる。使い終わったら、窯で焼いて竹炭にし、土に埋める。炭というのは大気中の二酸化炭素を吸収してできるわけですから、地球温暖化防止の一つの取り組みになるんです。「カーボンマイナス(炭素削減)」といい、森林管理という点でも有効です。竹林は毎年2割ほど間引いてやらないと、生態系をよい状態に保てないですからね。
最近は、ゼミ以外の学生や地域の方の協力も得て、「竹屋プロジェクト」を始めました。身近なところから「循環型社会」を構築する試み。竹材の商品づくりやセミナーなど、活動は広がっています。
地球温暖化や水質・土壌汚染といった自然環境問題はもちろん、都市や農山漁村の現状、企業や産業界のありなど、「環境問題」を広い意味でとらえ、持続可能な社会への道を探究する。
地域の森林や水質の保全に携わったり、企業や役所の環境負担を減らすルール(EMS)構築を手掛けたりと、学外での実践的な学びを重視。自然観察会などの環境教育を担う人材育成にも力を入れ、幅広い分野で「環境と人間の共存」を提言できる力をつける。
自然環境問題について学ぶには、実際にその環境のなかに身を置き、五感を働かせることが大切だ。環境未来コースは、自然観察会への参加、離島での5日間生活、竹林の伐採・炭焼きなど、キャンパスを飛び出し、自然に触れる体験型の授業が多く用意されている。