マンガ研究科 博士前期課程 科目構成(内容は2013年度のものです)

マンガ研究科の教育課程は、「マンガ理論特講」「マンガ領域特講」からなる専門特講科目があり、
ここで多角的な視点からマンガを考察する力を培います。
専門研究科目では、実技系、理論系の院生それぞれが、自身のマンガに対するスタンスを確立していくことを目指します。

専門特講科目

マンガ理論特講

「マンガ研究の諸相」
日本国内外におけるマンガ研究を手がかりに、マンガとは何かを追究し、その定義の多面性に対する歴史的知識および方法論的考察力を高める。その上で、マンガ作品の具体的な分析を行い、それを通して諸理論の可能性と限界を検討する。

マンガ領域特講1

「マンガ領域をフィールド・ワークするための手法」
マンガまたはその関連領域における取材と整理の方法について学ぶ。その際、京都国際マンガミュージアムをはじめとした、博物館や資料館などを積極的に活用する。授業の終盤では、各自で調査を行い、有効な調査方法について検討を加える。

マンガ領域特講2

「アニメーション研究基礎」
マンガ研究にあたって、アニメーションとの関連性は無視できない。アニメーション研究に必要不可欠な基礎知識を、マンガなど周辺メディアとの関連性に注目しつつ修得する。

マンガ領域特講3

「マンガ芸術論」
「芸術」という視点を手がかりに比較マンガ論に対する問題意識と知識を身につけると同時に、マンガを手がかりに「芸術」の概念を多角的に検討する。

マンガ領域特講4

「クイアマンガ研究」
女性読者を主な対象として創作されたマンガ(少女マンガ、百合マンガ、レディース・コミックス、BLマンガ)をクイア理論的視点から分析する。また、これらの日本マンガが海外でどのように受容(または規制)されているかについて、トランスナショナル論から分析を行う。

専門研究科目

<実技>

マンガ研究1・2

「Aクラス: マンガ制作の基本構造について / Bクラス: ゼミ制での作品制作指導」
A: マンガ制作における基本構造、技術を再確認する。また、外部から講師を招きそれぞれの専門分野から高度なアドバイスをもらう特別講義を行う。
B: ゼミ制により、各自の指導教員の設定する課題に取り組む中で、作品に対するより深い考察と研究を進める。

マンガ研究3

「オリジナルな創作スタイルの確立と上質な修士作品の制作」
作品制作の過程で、マンガのテーマと手法に対する思考を深め、大学院でのマンガ研究制作にふさわしい質と可能性を有した作品制作を構想する。

マンガ研究4

「オリジナルな創作スタイルの確立と上質な修士作品の完成」
各自が積み重ねてきた作品創作のスタイルをより高め、自分なりの表現方法の可能性を探りながら、これからのマンガ界に新しい方向性を提示できる修士作品の完成を目指す。

<理論>

マンガ研究1

「マンガ研究、アニメ研究の基礎知識」
マンガとアニメ、その関連領域を調査研究し、記述する上で必要かつ有用な方法と理論を多角的に学ぶ。同時に各自の研究テーマに応じた指導を行い、修士論文の作成に向けて研究の推進と深化をはかる。

マンガ研究2

「研究遂行のための基礎知識と思考方法」
基礎的な学術文献の輪読、研究計画の策定と発表、調査の報告、議論を繰り返しながら基礎能力を養成する。

マンガ研究3

「個人研究指導」
マンガ、アニメ研究とその隣接分野についての専門知識を身につけ、各自の研究テーマにふさわしいアプローチを検討する。授業の一環で国際マンガ研究センターの企画や、学会に参加する。

マンガ研究4

「修士論文の作成」
修士論文作成に向けて、研究報告に関するプレゼンテーション能力および、学術論文に求められる構成力、文章力を身につける。マンガ、アニメ領域の研究活動に必要な文献研究を進めた後、論文草稿の指導を行う。

マンガ研究科 博士後期課程 科目構成

マンガ研究計画演習

各々の研究範囲とその研究テーマに応じて、指導教員との面談を重ねながら、博士後期課程3年間における研究計画を立案する。総合的なマンガ表現の視点を獲得するため、研究方法に対する理解を深め、制作と理論のバランスがとれた調和ある研究計画の設定を行う。

マンガ総合研究1

広義のマンガ研究をめぐる方法論を学び、領域横断的問題意識を身につける。上級生と交流を図りながら、ゼミ形式で授業を行う。文献についてのディスカッション、共通テーマについての共同研究、自身の研究テーマの紹介などを行う。また、各々の研究テーマについて個別に研究指導を受ける。

マンガ総合研究2

主指導教員の指導を中心としながら、各自の制作・研究を徹底的に進めて行く。前期の間、博士論文資格試験のための予習も行い、後期の間、学位審査予備審査論文の作成を指導する。

マンガ総合研究3

院生と指導教員による報告会を随時実施すると同時に、3年間の集大成である、学位(博士)申請に関わる論文作成を行う。

ページトップへ