人文学研究科 修士課程 科目構成(内容は2013年度のものです)

人文学研究科の教育課程は、「表象領域特講」からなる専門特講科目と、
「人文学特殊講義」「人文学合同演習」「人文学基礎演習」などからなる専門研究科目、そして共通基盤科目があります。
個々の関心領域に広がりと深さを与えるべく、方法論の手解きから最新かつ萌芽的研究を含めた高度な理論まで、
多様な授業が用意されています。

専門特講科目

表象領域特講1

「都市が「ソーシャル」な場所になる条件を考える」
19世紀以降のヨーロッパにおける「都市の思想」を概観し、都市空間と民主主義の関係を考察していく。とくに、経済的発展でなく社会的連帯の観点から、衰退著しい現代の地方都市の諸問題を考えるための手がかりを検討する。現代都市における生活様式や「連帯」の現状、「都市化」について理解を深める。

表象領域特講2

「近代日本の中国表象─移り変わる他者へのまなざしとその内包する意味」
明治以降、数多くの日本人によって行われてきた中国表象を整理、分析することで、そこに現れた日中それぞれの自他認識とその成立背景を解明する。

表象領域特講3

「ポストコロニアル・メタモルフォーシス」
文学・映像作品などに見出されるポストコロニアルな“変身” について論じ、植民地主義の歴史的経験が人間にもたらす変容を考察する。

表象領域特講4

「バイオ・テクノ・シネマ:映画からみる生命科学と社会」
主に未来社会を描いたSF映画を通じ、生命科学の進展が私たちの社会に何をもたらし、科学技術が私たちの社会を豊かにしていくのかを考察する。

専門研究科目 人文専攻

人文学特殊講義1

「音の身体感覚を重視した地域調査手法を学ぶ」
サウンドスケープ(音風景)論を通じ、地域研究(フィールドワーク)に音をはじめとした身体感覚の切り口を導入させるための考え方を身につける。

人文学特殊講義2

「日本・東洋の視点から『美術史』を問う」
西欧の近・現代的芸術観と、美術教育いわゆる学校美術を相対比する視点を、日本・東洋の美術作品に触れ、理論を学ぶことによって探る。

人文学特殊講義3

「文化の調査法について」
特に音楽文化に注目して、彼女ら・彼らの活動様式を理解するための実地調査の方法について学ぶ。また、各自の研究テーマに応じ、定量調査や定性調査を計画し、実施、報告する。

人文学合同演習

「大学院入門」
担当教員の研究、主として論文、報告書作成の現場に関して、具体的事例を挙げて話題提供を行い、人文学の基本である文献検索の方法やツールなどについても学ぶ。続いて、各自の研究の方向性をある程度決めるために、必要となる文献を持ち寄り、ディスカッションを行う。

人文学基礎演習

「修士論文への基礎研究」
教員との対話のなかで、自身の修士論文のテーマや研究手法の概形をつくり上げる。

人文学演習1

「修士論文、修士制作の基礎」
前期中間発表に向けて、論文の基本的な構成、制作物のイメージを固めていく。毎回、指導教員と共に作成計画に沿って、検討を加えていく。

人文学演習2

「修士論文、修士制作のまとめ」
後期中間発表、修士論文・制作提出に向けて、実際の論文作成、制作物の作成をスケジュール通りに進めていく。

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