真に創造的な表現は、自分との対話から始まる。
私はなぜ表現するのか。なぜ感動するのか。そして、芸術とは何か。
作品制作に没頭し、問いを重ねることで、見えてくるものがある。
そのためのふんだんな時間と刺激的な環境が、精華の芸術研究科にはある。
芸術の本質に迫るアーティスト・研究者がここから生まれる。
芸術研究科には、洋画、日本画、立体造形、版画、陶芸、染色、映像、芸術理論の8つの領域がある。制作系は、全国の芸術系大学のなかでもトップレベルの充実した設備と広い制作空間を誇り、現役作家である指導教員が徹底した個人指導を行う。時間や場所の制約に捉われず制作に打ち込める環境とプロの厳しい批評眼によって、創造性と普遍性を備えた高いレベルの表現を育てる。理論系は、制作現場のすぐ近くで実践的に研究を深める。
領域ごとに専門性を深め、その特性を学ぶ一方で、実際の作品制作においては、表現手法やテーマ設定の自由度がきわめて高い。日本画の箔押しを洋画の院生が学ぶ、和紙やガラスに絵を描き建築の装飾に取り入れるなど、あらゆる技法とメディアに挑戦しながら、表現を総合的に追究することができる。既存の概念に捉われない視点や発想の持ち方も授業を通じて鍛えられるため、院生たちの作品は伝統技法からコンテンポラリーアートまでと幅広い。
博士前期課程では、各領域の高度な専門知識や技法を修得することで、自分の表現スタイルや制作テーマを追究する。その一方で、さまざまな作品を見て批評・議論したり、異分野の作家や理論研究者と意見を交わしたり、学外でのプロジェクトに関わったりと、制作以外の経験を通じて表現者/研究者としての視野や発想を広げる。さらには、制作系と理論系の教員が合同指導体制を取り、技術と理論の両面でサポートする。
芸術研究科博士後期課程は古典的・近代的な手法を活かしながら新しい作品を生み出す「ファインアーツ領域」、現実社会との関係を持ちながら物や情報の美的性質や機能的合理性を追究する「デザイン領域」、意識の拡張を呼ぶメディアにおける表現世界を探究する「メディア領域」という3つの領域により構成される。ここでは、自分の表現・研究をより深く突き詰め、高いレベルで確立することに主眼を置く。
また、各自の研究領域に新たな展開が生まれるように、制作系と理論系の教員が合同指導体制をとり、技術と理論の両面からサポートする。

日本画領域
立体造形領域


版画領域
4研究科を横断して履修することのできる「共通基盤科目」と「専門特講科目」では、専門領域や社会の一線で活躍する方々を講師に迎え、より実践的な教育・研究環境を提供します。各研究科の「専門研究科目」では経験豊かな研究指導教員により、個々の研究テーマに沿って徹底した指導を行います。
京都精華大学 教務部教務課(大学院担当) Tel:075-702-5119 Mail:kyoumu@kyoto-seika.ac.jp