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オノデラ ユキ

ONODERA Yuki

芸術学部
専門分野
写真

経歴・業績

1993年よりパリにアトリエを構え世界各地で活動を続ける。実験的作品は「写真とは何か」、「写真で何が出来るのか」という主題に集約される。作品はパリのポンピドゥー・センターを始め、サンフランシスコ近代美術館、ポール・ゲッティ美術館(ロサンゼルス)、上海美術館、国立国際美術館(大阪)、東京都写真美術館、など世界各地の美術館にコレクションされている。近年の主な個展に、2005年国立国際美術館、06年上海美術館、10年東京都写真美術館、同年ソウル写真美術館、11年ニセフォール・ニエプス美術館(フランス)、15年ヨーロッパ写真美術館(パリ)などがある。96年「写真批評家賞」(フランス)、03年「木村伊兵衛写真賞」、06年「ニエプス賞」(フランス)、11年「芸術選奨文部科学大臣賞」、同年「東川賞」などを受賞。主な出版物は『cameraChimera』(水声社、02年)、『transvest』(Nazraeli Press/アメリカ、04年)、『オノデラユキ』(東京都写真美術館/淡交社、10年)、『Eleventh Finger』(art beat publishers/日本、14年)など。

メッセージ

作品を作るうえで肝心なのは非常識で大胆な発想、そして「モノ」として成り立たせるための仕上がりだろう。イメージはイメージであってそれ自身では存在しない空虚なもの。そのイメージを形のある存在にまで高めなければ作品にはならないだろう。作品を作るためには大変なことをしなければならない。だから気軽で簡単なものには興味がない。イメージに形を与えるためには手仕事が大事な要素になるのだが、技術が一人歩きしては中身のないものになってしまう。発想と練り上げたコンセプトから技術が導きだされなければならない。

ところで「不思議な」、「奇妙な」、「謎めいた」、「理解しがたい」等々、これらが展覧会を行うたびに私の作品について語られる言葉なのだが、それは日本でも、ヨーロッパ、アメリカ、中国その他どこでもだいたい似たような言葉が並べられ、わたしはそれらの言葉をうれしく思っている。なぜなら世界は思っている以上に複雑であって、だから分かりやすく簡単なものには胡散臭さすら感じてしまう。学生はまずステレオタイプ化された考えを脇に置き、この複雑な世界に正面から取り組んでほしい。空気から外れてほしい。

作品・著書・研究活動など

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