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学びのポイント

  • スマートフォンや文房具、靴、自転車、ロボットなど、身のまわりの“もの”のデザインを「プロダクトデザイン」と呼びます。こうした私たちの暮らしや社会のあり方に深く関わる製品を通して、人間が抱える問題を解決し、世界を変える力をもったデザイナーを育成するのがプロダクトコミュニケーションコースです。カリキュラムは、デザインの基本となる素材やかたち、機能などを学ぶ実習が柱になっています。さらに、「こんな製品があればたくさんの人の暮らしが楽になるな」と、製品と人との関係を考えることも重視。4年間を通して、未来の社会や人の暮らしを豊かに便利にすることのできるデザインを学びます。

4年間の学び

  • プロダクトコミュニケーション1年次
    • 1年次●
    • 頭のなかにあるイメージを、自分の手で「かたち」にする。
  • 1年次は、平面と立体の基礎造形力を身につけます。まずは、イメージやコンセプトを伝える際に重要なスケッチのトレーニングや、平面である紙を使って立体物をつくる授業、アイデアをスケッチに起こし、粘土やダンボールで模型をつくる授業などに取り組みます。限られた素材や条件のもとで、いかに美しいかたちをつくり出せるかを追求します。また同時に、漆や竹、木、銅などといった伝統工芸の素材と技法にふれる授業、PhotoshopやIllustratorなどのグラフィックソフト習得の授業、さらにはデザイン史や色彩論などの講義も。これらの授業を経て、造形力を身につけるとともに、素材や知識からインスピレーションを得てつくることも可能になります。

1年次で身につく力

● アイデアをかたちにするための基礎的な造形力と描画力。
● 素材に関する知識。

  • プロダクトコミュニケーション2年次
    • 2年次●
    • 人とものの関係から考えるデザイン。
  • 本格的にプロダクトデザインを学んでいく時期。この学年では、デザインの現場を意識し、人とものの関わり、社会とものの関わりを調査、分析し、製品企画から製品をデザインするまでのプロセスを体験。たとえば、スノーボード用のプロテクターをデザインする授業では、頭蓋骨の構造からリサーチをはじめます。プロテクターは「頭を守る」という役割をもつものであり、雪原での視認性、機能性も考え合わせる必要があります。何かをつくることは、その「もの」と人間との関係性を考えることからはじまるのです。また、講義の授業でも、人ともの、環境の関わり、高齢者や障がい者を対象にしたユニバーサルデザインを考案。デザイナーに必要な視点や考え方を学ぶ1年となります。

2年次で身につく力

● デザイナーに必要な視点や考え方。
● アイデアが製品になるまでの一連のプロセスの知識。

  • プロダクトコミュニケーション3年次
    • 3年次●
    • 震災のときに活躍できる乗り物って?
  • 3年次は、自分自身の関心や進路に応じてプロジェクトを選択し、専門分野を深めていきます。たとえば〈移動体デザイン〉の授業では、「震災時の悪条件にも対応できる自動車の企画・設計」や「風力や水力を動力源として考える」などが課題として出されます。すでに存在する自動車や鉄道だけでなく、非常時や未来の環境に対応したデザインをテーマとします。また、大手・計測機器メーカーとの授業では、人の心を動かす新しい「ハカル」を生み出すことに取り組みます。つり橋などのワイヤーの強度を測るための機器を、どう感覚的なものと結びつけ、新しい価値を生み出すかがテーマです。これらの課題を通して、もののデザインが未来の社会や暮らしをどう変えていけるのかを考える力を身につけます。

3年次で身につく力

● より専門的な知識と技術。
● 社会や人の暮らしを考えたデザインができる力。

  • プロダクトコミュニケーション4年次
    • 4年次●
    • デザインで未来の社会を創造する。
  • これまでの授業や課題から自分がもっとも関心をもったテーマを深めていく1年。ゼミに分かれて卒業制作に取り組みます。車椅子をテーマに選んだ学生は、屋外にある段差や傾斜、溝といった障害の存在に気づいたことからタイヤの構造を研究し、利用者が自立した生活を送ることができる車椅子を制作。またある学生は女性ライダーのためのヘルメットをデザインしました。ポニーテールでもかぶりやすく、かつ安全。取り外し可能のファーのイヤーカフを付けて、みた目にもかわいく。これらは社会や暮らしをよりよくしたいという思いから生まれたもの。人間、社会、そして地球の未来のあり方に貢献する――4年間で学んだプロダクトデザインの力は、大きな可能性をもっているのです。

4年次で身につく力

● 課題をみつけ、デザインで解決する力。
● 社会や人の暮らしをよりよくし、美しさを兼ね備えたデザインを生み出す力。

卒業後の進路 各学部の進路

プロダクトデザイナーとして大手企業で活躍する卒業生が多いプロダクトコミュニケーションコース。4年間で身につけた知識と技術が社会から高く評価されています。プレゼンテーションに力を入れているため、企画力、自己プロデュース能力が身についているのも、このコースの学生の強みです。

  • ● メーカーに所属するプロダクトデザイナー
  • ● プロデュース能力を活かし商品企画を担当
  • ● 顧客のニーズをつかむマーケッター
  • ● おもちゃや遊具のデザイナー

取得できる資格

在学中、指定された科目単位を取得すれば、以下の資格を取得することが可能です。
その他、検定・資格取得のための支援講座も用意されています。

  • ●高等学校教諭一種免許状(美術)
  • ●高等学校教諭一種免許状(工芸)
  • ●中学校教諭一種免許状 (美術)
  • ●図書館司書
  • ●博物館学芸員
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