デザイン学部イラスト学科によくいただく質問に、学科の教員が回答しました。「興味はあるけれど、何から調べればよいかわからない」「先生に聞きたいことがある」など、まだ迷っている人から、志望コースが決まっている人までおすすめの内容です。
デザイン学部 イラスト学科に寄せられた質問
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- どんな設備がありますか?
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シルクスクリーンや銅版画ができる版画工房、1m×2mの大きなポスターも印刷できるプリンター室や、デッサンのための教室など、制作目的に応じた設備を多数用意しています。ほかにも、一眼レフカメラやペンタブレットの貸し出しも行っています。
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- デジタルイラストの勉強はできますか?
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できます。2年生では「Adobe Illustrator」や「Adobe Photoshop」などのグラフィックデザインソフトの基礎を学ぶ授業があり、3年生ではデジタルイラストやアニメーションが学べる選択授業もあります。ただ、どれもデジタルスキルを専門的に学ぶことが目的の授業ではありません。スキルを高めたい場合は、個人制作で独自に力を磨くことになります。その場合は、専門教員が個別に相談に乗りますよ。
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- イラストコースの卒業生はどんな仕事をしていますか?
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イラストレーター、CGデザイナー、グラフィックザイナー、美術作家、装丁作家、絵本作家、商品販売企画など、在学中に身につけた表現力を活かしてさまざまな職に就いています。また、最近はキャラクターザイナー、ゲームクリエイターなどゲーム関係に進む先輩も増えています。
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- 社会連携の授業はありますか?
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イラストコースには社会連携のために用意された授業はありません。ただ、大学には「社会連携センター」という、学外のさまざまな企業とのコラボレーションをサポートする部署があります。そこに来た依頼に応じて担当コースが割り当てられ、担当教員から個別に学生に声をかけてプロジェクトメンバーを結成して行うケースがほとんどです。たとえば京都の銭湯や京阪伏見稲荷駅に壁画を制作したり、ごみ収集車の車体に絵を描くなど、今までユニークな取り組みを行ってきました。
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- マンガ家になりたいと思っていますが、大学ではマンガではなくデザインを学ぶことにも興味があります。イラストコースでの勉強は、デザイナーやイラストレーターになる以外の道でも生かすことができますか?
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できます。イラストコースでの学びは創ることの基本となる「イメージする力」、「0から1を生み出す力」を養います。この力は、実際に描く仕事でなくても、商品企画の仕事など、さまざまな道で生かせます。マンガの制作について言えば、オリジナルの世界観を創ることであったり、画面構成や色彩感覚、美的センスといったところで、ほかのマンガ家との差別化をはかることができるかもしれません。
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- 1週間のスケジュールはどんな感じですか?
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大学では、自分で時間割を組むことになります。午前中は語学や美術史などの講義科目、午後はコースの実技科目が中心になります。コースで必要となる授業(必修科目)のほかは、知的好奇心に応じて、自分で考えて選びますので、人によって忙しさが異なります。自分のペースで学ぶことができますよ。
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- 先生方の好きなイラストレーターや、絵を描くきっかけになった作品などを教えてください。
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山口:絵を描くきっかけは中学生のとき、アメリカのアーティスト、アンディ・ウォーホルに出会ったことですね。CDのジャケットデザインやバンドのプロデュース、現代アート作品など幅広く手掛けている作家で、いまでも大好きです。ユニクロのTシャツにもなっていますよ。岸本:作家の影響というよりは、小さいころから絵を描くことが好きでしたね。文章が苦手で、絵で伝えるほうが得意な子どもでした。動物が大好きだったので、その愛情をかたちにしたいという気持ちも、絵を描く原動力になっていたと思います。